概要
正式名称『デート・ア・ライブ フラグメント』。
小説『デート・ア・ライブ』のスピンオフ作品第二弾で、第1弾がマンガ作品であったのに対し、こちらは小説という形を取っている。
本編に登場する多数の精霊(ヒロイン)たちの中でも断トツの人気を誇っている「時崎狂三」を主人公にした物語で、本編ではほとんど触れてこなかった“隣界”を舞台としている。
時系列は不明だが、何故か傷つき記憶を失った状態で“隣界”へ墜ちてきた狂三が、愛しい人と再開する為、元の世界へと戻る波乱の旅路を描いている。
主人公が主人公なだけに、死亡退場者をまず出さない本編とは異なり、第1巻からいきなり多人数で命のやり取りを行うデスゲームが繰り広げられたりと、美しくも殺伐である狂三節全開な作風になっている。
主な登場人物
※登場人物のリンク先はネタバレとなっている為閲覧にはご注意ください。
主要人物
その他人物
隣界
本編で「精霊」達の出身地とされていた霊力で構成された世界で、ファンタジックかと思いきや現実の街並みをそのまま反映したような所が殆ど。それぞれ十の領域に分かれ十体の「精霊」が支配していたが、彼女らは"現世"に赴いたきり戻ってはこなかった。
現在は「準精霊」と呼ばれる霊力・戦闘力を持った数多の少女たちが、己の存在を繋ぐ霊力や情動を求めて活動している。
第一〇領域
“隣界”の最も奥に位置しているエリアで、元々はある姫騎士が支配していた世界とされる。
生き残りを賭けた死闘が絶えない最も殺伐とした領域で、出身者も戦いを生業とした者ばかり。
第九領域
第一〇領域とは対照的に争いを好まない準精霊が集まるエリアで、アイドル活動によって全てのステータスが決まる変わった領域。住人もファンやスタッフを含めたアイドル関係者ばかりである。