本項はデート・ア・バレットのネタバレに少し触れています。閲覧にはご注意ください
「でも、狂三さんについていきたいなー、ってわたしの霊結晶が囁いているんです!」
概要
CV:本渡楓
デート・ア・ライブのスピンオフ作品『デート・ア・バレット』のヒロインであり、準主人公である準精霊の少女。
白く長い髪と薄い水色の瞳に、白を基調としたワンピース姿が印象的。
戦いを好まない優しく穏和な気質だが、その実結構図太く行動的でイイ性格をしている。
隣界へと辿り付いた当初は生きる希望も夢も目的も何もかも持たない“空っぽ”な存在であった為、儚失(ロスト)するだけの存在であったが、陽柳夕映と偶然出会い親友となった事で儚失を免れて以来、戦いや悩みで傷ついた彼女を時に慰めたり、自分も彼女に助けられたりと互いに支え合い充実した生活を送っていた。
しかしそんな平穏は第一〇領域の支配者である“人形遣い(ドールマスター)”によって奪われる。
彼女が主催するゲームによって夕映を殺害されたことで復讐を決意し、そんな時に隣界に落ちてきた狂三に遭遇し、紆余曲折あって彼女の協力の末、仇討ちを完遂。
そのまま狂三への恩返しとして、現実世界へと帰還する彼女の旅についていくことを決めた。
直接的な戦闘能力には乏しいが、それ以外の様々なスキルや適応力には秀でている器用な人物。
復讐の過程で第9領域において復讐の下準備をしていた時期に、資金源を稼ぐためにアルバイトでアイドルのプロデューサーとして活動していた事があり、その時に素質を見抜く才能を開花させ、彼女が育てた準精霊たちが尽くSランクのアイドルへとランクインした程。
いつの間にか狂三に対する信頼は、愛情に変化していったようで、三巻にて別の狂三に対して「狂三お姉ちゃんですか、いいですねえ」と言ったり、幼児化した狂三に対して「可愛いよう……閉じ込めて永遠に愛でたいよう……」という危険な発言をしていた。
能力
無銘天使は〈王位簒奪(キングキリング)〉
霊属は第七霊属で、力は能力の強奪。
対象と肉体を入れ替え、能力すらも強奪することが可能。加えて人格すらも可能だが、代償も大きく、使い続ければ廃人確定コースである。
また姿をコピーした場合も、前髪の髪型など本人の名残が僅かながら出ている事が窺える。
関連項目
最後の真実
最終決戦前、響を捕らえて改造をした紗和が気づいた彼女の真実。
それは、響が多くの準精霊達のような元人間ですらなく、多くのエンプティ達の死体がより重なって生まれた純粋な意味での準精霊と呼ぶべきモノ。そのために人間が当たり前に無意識にしていた心臓の鼓動、呼吸さえもしていなかった。
異常な数の才能を有していたのは、多くのエンプティ達が有していた才能に由来し、「緋衣」という姓も、「響」という名も、無銘天使〈王位簒奪〉も、重なったエンプティ達からの要素であった。
最終的に紗和の残滓によって己の真実を知らされた響は、様々な困難を乗り越えて次元と生命の壁を突破。一人の人間として受肉し、狂三と共に最終巻後の現実世界へと顕現した。