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キャルト・ア・ジュエー

きゃるとあじゅえー

キャルト・ア・ジュエーとは、『デート・ア・バレット』に登場する“元”第三領域の支配者(ドミニオン)であった準精霊の少女の名称である。

「ようこそ、いらっしゃい。あの白の女王に、反抗する偉大なる者たちよ!」

概要編集

デート・ア・ライブ』のスピンオフ作品『デート・ア・バレット』第3巻より登場。“元”第三領域(ビナー)の支配者(ドミニオン)だった準精霊の少女


元々第九領域と同じく力無き準精霊たちの避難場所であった第三領域が狂三の反転体としての姿である白の女王に支配権を奪われてからは、力無き準精霊たちの避難場所であったはずの第三領域が狂気の世界へと変貌したこともあり、彼女から世界を取り戻すために奔走している。


なお、彼女が支配者であったころは力無き準精霊たちを自身の領域に避難させる為に、他の領域へとやって来てはそのような境遇の準精霊たちを自身が治める領域へと連れて行っていた(というより颯爽と現れて颯爽と連れて行くという怪盗じみたキザな手法)為、その知名度は高く、憧れの対象となっていたらしい。


もっとも他の支配者にとっては自身の領域を荒らし回る(あるいは自身の勢力を伸ばすための行為とみなして)彼女に不快感を示して警戒されてはいるが…(最も本人もその事は自覚はしており、有名料として割り切っている)。


霊属は隣界でも珍しい第三霊属の準精霊で、目元を隠す長をあしらった仮面シルクハット燕尾服、そしてマントと羽織ったマジシャン風の霊装をまとっており、その様相に違わず手品の様に神出鬼没に現れたり、周りに罠を張り巡らせて陥れる様な搦め手型の戦闘スタイルを得意としている(ただし真っ向勝負は苦手としているらしい)。


少女とも少年とも取れる中性的な容貌をしており(所謂男装の麗人?)、一人称は「ボク」。

マジシャン風の容姿をしているだけあって大仰な仕草や、やや芝居がかった話し方を一見すると掴み所の無い人物のようであるが、実際にはずぼらな性格の持ち主で、支配者というしちいうめんどくさい役割りを務める事無く気ままに手品を披露して何となくだらだらとした日常を送りたいと考えているらしい。また、後述する彼女の無名天使で生み出された疑似生命体たちを大切にしている素振りも見せており、意外と心優しい性格なのかもしれない。


劇中では白の女王に捕まり、第三領域からの脱出をはかる狂三達に接触すると白の女王を倒すのに協力を求めるが、どことなくきな臭い雰囲気も醸し出しており、何かを企んでいる様な感じもしない事でもないが……?


彼女の発顕する無銘天使はトランプの形状をした<創成戯画(セルヴアント・エフエメール)>。

トランプのスートにちなんだ疑似生命体を生み出す能力を持っている。


そういう意味では、狂三の天使<刻々帝(ザフキエル)>の【八の弾】(ヘッド)に近いかもしれないが、あくまでも生み出されるのは疑似生命体なので、感情というものは厳密には無く、あくまでも機械的に任務を遂行する存在という違いがある。


ちなみに疑似生命体はトランプの姿をした二次元の存在である為、小さな隙間さえあればどこにでも侵入出来る為に、スパイ活動に最適な一面を持つほか、何処なおとぼけな部分がある故にシリアスな別れの状況をあっさりと破綻させるブレイカーな一面を持つためにキャルトは相手との別れに対して段々とドライな性格になりつつあることに悩んでいた。また、<創成戯画>を投擲武器として活用することも可能である模様。


関連項目編集

時崎狂三 緋衣響 白の女王 デート・ア・バレット


以下、デート・ア・バレットの重要なネタバレが一部含まれています。まだ未読の方は閲覧にご注意ください。




















実は白の女王の事を探っている最中に知り合った狂三の分身体の1人(後にシスタスと名乗る個体)を通じて真性の精霊である狂三の事を知っており、それ以来狂三の大ファンとなり、彼女を女神の様に崇拝している(さすがに狂信者とまではいかないが…)。


それ故に出会った当初はキャルトがある目的で吹き込んだ嘘を頭から信じ込み、当初は狂三(正確に言えば本作の主人公である狂三の分身体の1人) の大親友(?)であるのことを必要以上に警戒していた。なお、響とは彼女が狂三の親友という事も手伝ってライバル視している節もある。

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