概要(タルキール覇王譚以前)
多元宇宙に存在する次元の一つ、タルキールに存在する氏族の一つジェスカイのカン(指導者)の一人。
「鍛錬」、「悟り」、「精励」、「伝統」の4つを柱とする氏族の指導者だけあり、彼女もまた武術の達人にして学者および神秘家でもある。
今でこそカンを勤めるが、幼少期は巻物の教科書に頭の中のイメージを描いては怒られ、心に口が付いていかないといった「問題」を抱える時代もあった。
カンの代理を立て、旅に出た先で謎の放浪者サルカン・ヴォルと出合う。
サルカンの両眼を覗き込み、彼とは別の存在を感じ取ったナーセットにサルカンは語った、自分は内なるウギンの声に導かれ、「扉」を探し求めていると。
二人は手がかりを求め、きずな呼ばれる不可思議な空間がある精霊龍、ウギンの亡骸が眠る峡谷に向かう。
しかしウギンの眠る峡谷に辿り着いたその時、サルカンへの復讐に燃えるマルドゥ族のカン・ズルゴが襲撃する。
サルカンを先に行かす為に、ズルゴに戦いを挑むものの、
剣の一撃を受け、鮮血を迸らせて地面に崩折れた・・・
(『悟りし者』、『「きずな」への旅』)(外部リンク参照)
ゲームでの性能
悟った達人、ナーセット (3)(青)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 人間・モンク
先制攻撃、呪禁
悟った達人、ナーセットが攻撃するたび、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはこのターンに悟った達人、ナーセットにより追放された、クリーチャーでないカードをそれのマナコストを支払うことなく唱えてもよい。
3/2
タルキール覇王譚で初登場
6マナのクリーチャーにしてはサイズが3/2と小さめ。
が、攻撃するたびランダムでクリーチャー以外のライブラリーの一番上から4枚のカードのマナコストを踏み倒せる盛大なもの。
デッキを選ぶものの、一度動き出せば大きなアドバンテージが得られる一枚である。
関連タグ
外部リンク
『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおける「悟った達人、ナーセット」の壁紙ダウンロード
非公式リンク
【MTG】「タルキール覇王譚」ストーリー再現動画 part00
概要(タルキール龍紀伝以降)
1280年前のタルキールで サルカンが歴史を変えた影響により、ジェスカイ氏族はその名を捨て龍王オジュタイ治めるオジュタイ氏族になったことに合わせたようにナーセットの運命も大きく変化した。
龍王オジュタイの声に導かれ学徒となったナーセットは入江の端の山腹に築かれたオジュタイ最大の聖域・龍の眼の聖域で膨大な知識を吸収し、精神を研ぎ澄まし、数々の呪文を身に付けた。しかし15歳に最年少の師となったものの学ぶことが無くなったことに失望、1年近く知識を求める疼きと闘い続けたが山を降りる決意する。
その途中に隠された書庫と古の巻物を発見。そして他の地からも書庫を見つけ出し、竜王オジュタイは最古の龍ではない・サルカンという人物の名・そして過去のタルキールを治めていたのはカンと呼ばれる人物たちであり師オジュタイ含む龍たちの襲撃で終わりを迎えたという血塗られた歴史があるといった衝撃の事実を知る。
そのときの精神的ショックで プレインズウォーカーとして覚醒を果たすという数奇な運命をたどる。
その後、再び合間見えたオジュタイの問いに対し、真実を学んだ、と答え、
学ぶべきものは常にある、と先に進むよう促された。
ゲームでの性能
卓絶のナーセット (2)(白)(青)
プレインズウォーカー — ナーセット
[+1]:あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。それがクリーチャーでも土地でもないカードであるなら、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。
[-2]:このターン、あなたが次にあなたの手札からインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えたとき、それは反復を得る。
[-9]:あなたは「あなたの対戦相手はクリーチャーでない呪文を唱えられない。」を持つ紋章を得る。
初期忠誠度6
タルキール龍紀伝でプレインズウォーカー・カードとなって再登場
ちなみに反復とは「この呪文が手札から唱えられた場合、解決時にそれをあなたの墓地に置く代わりに、それを追放し、あなたの次のアップキープの開始時に、あなたはこのカードを追放領域からそれのマナコストを支払わずに唱えてもよい。」というもの。
[+1][-2]能力からわかるとおりインスタントやソーサリーでゲームの流れを操るコントロール系のデッキで活躍しやすい。