民進党結党大会 2016年3月27日
概要
民進党(みんしんとう)とは、2016年3月27日に岡田克也率いる民主党と、松野頼久率いる維新の党が合併して結党した政党。民主党とは同一法人であるが、新党であるとしている。これは比例代表制で選出された議員は選出された選挙区で候補を立てていた他の政党に選挙後移動することは許されていないための措置である。
民主党の下野以降、民主党の支持率は急降下し、議席も大幅に減少。国政における民主党の影響力は著しく低下した。民主党はこの状況に対して「野党結集」を掲げ、他の政党との協力を模索、その過程で維新の党との合併が協議され、2016年3月に正式に合併した。しかし同月に共同通信社が行った世論調査によると、「民進党に期待しない」との回答は67.8%で、「期待する」の26.1%をはるかに上回る結果となり、国民の厳しい視線に晒されていることが伺える。
初代代表は民主党の代表であった岡田克也がそのまま引き継ぐこととなった。2016年9月の代表選挙によって蓮舫が2代目代表に就任。
2017年の衆院選前後に関する一連の騒動
2代目代表の蓮舫が2017年に辞任を発表し、同年9月に再び代表選挙が行われることになった。前原誠司が枝野幸男との代表戦を制し3代目代表となった。
前後して東京都知事の小池百合子が率いる地域政党「都民ファーストの会」が国政進出、新党の「希望の党」を結成することになり、新党に参加するために細野豪志をはじめとした離党者が多数発生。その後9月中に衆議院が解散になったことから、10月の総選挙に関しては民進党からは公認候補を出さず、民進党からの立候補予定者は希望の党に公認申請し、同党から立候補することを認める方針を固めた。代表の前原、参議院議員及び地方議員は選挙後まで民進党に残るものの、事実上民進党の解党となる決定であった。
しかし「希望の党」が民進の立候補予定者の公認に関して無条件での受け入れではなく選別の方針を示したことなどに対し、選挙に強いとされる前議員を中心に無所属での立候補の動きが生じた。加えて、実際希望の公認を得られなかった者も現れると枝野幸男らリベラル系のメンバーは新たに「立憲民主党」を結党、その後岡田ら無所属で出馬するメンバーも緩いグループを形成するに至った。
なお、一度は解党が既定路線とみなされていたが、党に残った参議院議員から異論が公言されるなど今後の動向は不透明のままである。
当面は一応存続の見込みで、前原が一連の責任を取り辞任後は大塚耕平が代表となった。
主な党員
代表経験者
初代:岡田克也 → 2代目:蓮舫 → 3代目:前原誠司 → 4代目:大塚耕平
その他
引退済み
関連タグ
民主党・維新の党 → 民進党 → 立憲民主党・希望の党(分裂)
民進党:表記揺れ