概要
第4話に登場。大型詐欺事件を計画・実行した、2人のケチな犯罪者集団。
お互いに、欧州の貴族たちの子息を集めた、名門アシタール寄宿学校で知り合った。
2人とも髪が燃えるように赤く、学校ではさんざんいじめられていた模様。
シャーロック・ホームズの協力によりジーナ・レストレードに連行される。
計画の内容は、
新聞広告を使って集めた赤い髪の人々の中で、「審査に通った一部のラッキーな人には、無条件に連盟から週に4ポンドの報酬を支払う。」と言って審査を行い、審査登録料として1人5シリングずつ回収して仏蘭西へ逃げる
というものである。
怪しげな広告と言われていたが、審査会場は1000人を越すまっ赤なアタマで埋めつくされ、本人たちも一生ぶんの赤毛を見たと断言している。
トバイアス・グレグソン刑事が審査の日に潜入捜査をしていたらしく、そのことについて証言するために、召喚される。
人物
- モーリス・デ・キルコ
仏蘭西の大貴族キルコ家の末裔。
メイン画像の人物で眼鏡をかけている。
ド・ジッコからはアニキと呼ばれているが、本人は嫌がっている。
"貴族の子"という身分で約束された人生は虚しいので、自身の頭脳で世界と華麗に勝負したいと考えて、詐欺を計画・実行したという。
ド・ジッコからは"ズッコケている"と言われているが、本人はそんなつもりはないらしい。
学校ではいじめられていて、校舎の裏で泣いていたらしい。
- マルコ・ド・ジッコ
伊太利亜の大地主ジッコ家の三男。デ・キルコの弟分。
スパゲティをよく食べていて、背が低い。
本人曰く、記憶力だけはデ・キルコに勝っているが、他の全てにおいては負けているらしい。
船のチケットを1日間違える他、デ・キルコにとって都合の悪いことをベラベラと喋るなど、ドジである。