曖昧さ回避
- 小説『シャーロック・ホームズシリーズ』の短編「赤毛連盟」→赤毛組合
- 1.を元ネタとするゲーム『大逆転裁判2』に登場するコンビ
大逆転裁判の『赤毛連盟』
第4話に登場。大型詐欺事件を計画・実行した、赤毛2人のケチな犯罪者集団。
お互いに、欧州の貴族たちの子息を集めた、名門アシタール寄宿学校で知り合った。
2人とも髪が燃えるように赤く、学校ではさんざんいじめられていたせいか、すぐに泣く癖がある。
シャーロック・ホームズの協力によりジーナ・レストレードに連行される。
計画の内容は、
新聞広告を使って集めた赤い髪の人々の中で、「審査に通った一部のラッキーな人には、無条件に連盟から週に4ポンドの報酬を支払う。」と言って審査を行い、審査登録料として1人5シリングずつ回収して仏蘭西へ逃げる、
というものである。
怪しげな広告と言われていたが、審査会場は1000人を超す真っ赤なアタマで埋めつくされ、本人たちも一生ぶんの“赤毛”を目にしたと断言できると語っている。
トバイアス・グレグソン刑事が審査の日に潜入捜査をしていたらしく、そのことについて証言を求められ、留置所より召喚される。
人物
- モーリス・デ・キルコ
仏蘭西の大貴族キルコ家の末裔。26歳。
眼鏡をかけて、紺色の服と帽子を身につけている。
“貴族の子”という身分で約束された人生はムナシイので、自身の頭脳で世界と華麗に勝負したい、
と考えて詐欺を計画・実行したという。
本人によれば、“ズッコケている”つもりはないらしい。
犯罪は初めてで、いっぱいいっぱいだったらしく、不測の事態に対してつい手荒な行動をとってしまう一面もある。
幼いころ家にセントバーナード犬がいたらしく、“形見”として、ウシの革でこしらえたシャレたクサリつきの《首輪》を持っている。
- マルコ・ド・ジッコ
伊太利亜の大地主ジッコ家の三男。デ・キルコの弟分。25歳。
赤いスパゲティが好きでよく食べていて、背が低く、深緑色の服と帽子を身につけている。
デ・キルコは嫌がっているが、彼を“アニキ”と呼んで慕っている。
本人曰く、記憶力だけはデ・キルコに勝っているが、他の全てにおいては負けているらしい。
船のチケットを1日間違えたり、デ・キルコにとって都合の悪いことをベラベラと喋ったり等、ドジである。
計画を実行する前日、コワくなって逃げようとしたらしいが、デ・キルコに手荒く連れ戻された模様。