「新聞界の風雲児にして、快男児。
‥‥それがこの、マメモミなのですね!」
概要
ズボン吊りをつけた筋骨隆々の男性で、頭にハンチング帽、首にはネクタイに加えて写真機をぶら下げ、左腕には《大黒新報》の記章が入った腕章を巻いている。
留学を終えて帰国した夏目漱石の密着取材をしていたところ、大英帝国の留学生ジェゼール・ブレットが海水浴へ行くと聞き、こっそり彼女らを尾行する。
掘っ建て小屋のよしず越しに、村雨葉織の犯行の瞬間を撮影した目撃証人として法廷に立つ。
法廷では事あるごとに写真機を構えたり、《豆籾手帳(マメモミメモ)》と称した自分の手帳にエンピツを走らせたり、弁護席の龍太郎に取材しはじめるなど、記者として見上げた執念を持つ熱くなりやすい性格の持ち主である。
独自の《豆籾主義(マメモミズム)》を度々主張している。
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以下、ネタバレ
第1話にて、ジェゼール・ブレットを殺害した真犯人。
豆籾は以前より外国相手に腰が低い日本政府の外交姿勢に不満を抱いており、事件の9カ月前にジョン.H.ワトソンを殺害した極悪人ジェゼールが《領事裁判権》の名の下に野放しになっていることに対しても怒りを覚えていた。
そして、その怒りからジェゼールを海水浴場まで尾行し、彼女を“ブンヤ”として問い詰めた際に、自身のジャーナリズムや大日本帝国、そして日本人をせせら笑われたことによって怒りが爆発し、正義の鉄槌と称して彼女を殺害。その罪を村雨葉織になすりつける工作を行った。
記者として9カ月前の事件を徹底的に調べることで正義を訴えようとしたこともあったが、つかんだネタは政府からの《圧力》で全て握りつぶされてしまったことで、自身が正義の裁きを下すしかなかったと語ったが、彼自身が語った《正義》について、「被告人に罪を着せようとしたあなたに正義を語る資格はない」と成歩堂龍太郎に一蹴されてしまった。