解説
2017年8月3日、ニンテンドー3DS系列にて発売された、『大逆転裁判』のシリーズ2作目。正式名称『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』。CERO:B。ジャンル:大法廷バトル。
スマートフォン対応アプリ版も配信されている。
2021年7月29日には『大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』がニンテンドースイッチ、プレイステーション4、Steamで発売予定。
シリーズ1作目『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險』の続編として制作され、前作の世界観やゲームシステムをそのままに、《大日本帝国》と《大英帝国》をまたいだ壮大な物語がふたたび繰り広げられる。
エピソード
今作は、「ーすべての〈謎〉が今。解き明かされるー」を謳い文句として、前作に残されたとされる多くの謎に焦点を当てて、物語を展開させていく。
その分かなり前作との繋がりが強いため、前作を未プレイだと物語を十全に楽しめない可能性があるため注意。
ナレーションは前作と同様に、菅生隆之がつとめている。
- 第1話 弁護少女の覚醒と冒險
8月11日、大日本帝国と大英帝国が微妙な関係にある最中、留学生の英国婦人が日本の海辺にて謎に包まれた死を遂げる。
事件の担当弁護士として名乗り出た学生『成歩堂龍太郎』は、容疑者・村雨葉織を救い出すべく、《大審院》の裁判に臨むこととなる。
- 第2話 吾輩と霧の夜の回想
物語の舞台は主人公・成歩堂龍ノ介がいる大英帝国へと戻り、第1話より少し後の出来事から、前作第4話終了後‥‥2月21日に発生したもうひとつの事件の謎へと迫っていく。
毒殺未遂の容疑により、またしても被告席に立たされてしまった夏目漱石を救い出すべく、成歩堂は事件現場となった、死刑囚の“呪い”がうずまく下宿の謎に挑む。
- 第3話 未来科学と亡霊の帰還
10月21日、公開が始まったばかりで大盛況の倫敦万博会場にて、『超電気式・瞬間移動技術』の実験の最中、実験装置が爆発。装置の中から、1人の紳士の遺体が発見される。
被告人、ベンジャミン・ドビンボーから弁護の依頼を受けた成歩堂は、同時期に発生した《蝋人形誘拐事件》の真相解明とともに、封印された10年前の事件を呼び起こすこととなる。
- 第4話 ねじれた男と最後の挨拶
11月1日、《国際科学捜査大討論会》によって、周囲が慌ただしくなる中、バロック・バンジークスを取り巻く《死神》の“呪い”が、またしても事件を引き起こす。
《死神》の計り知れない影響力から、裁判は“極秘”の中で開廷。成歩堂は事件の担当弁護士として、《死神》の正体を探る審理に臨むこととなる。
- 第5話 成歩堂龍ノ介の覺悟
最終章。前話から続く《死神》を探る審理は、長い時間の果てに10年前の隠された《真実》へとたどり着く。
成歩堂はその長い審理を経て、1つの『覚悟』を示すこととなる。
- 《プロフェッサー》事件
『大逆転裁判』の物語全体に深く関わる事件。
10年前、高名な貴族5人が犠牲となった連続殺人事件として、当時の倫敦中を震撼させたとのこと。
事件を引き起こしたとされる殺人鬼《プロフェッサー》は、一般には正体が明かされないまま刑が執行され、現在では倫敦の怪談として、市民の話題となっている。
登場キャラクター
主人公。弁護士。
日本から英国へ渡り、数々の怪事件に挑む。
世界で最も有名な名探偵。
圧倒的なスイリで真実に迫る。
かつて成歩堂を支えた《法務助士》。
諸事情で日本に帰国している。
ホームズの小さな同居人。
ホームズの活躍を小説化して連載している。
ライバル検事。《死神》の異名を持つ。
日本人に強い憎しみを抱く。
- 成歩堂龍太郎 声:????
成歩堂龍ノ介の“イトコ”を名乗る学生。
第1話で弁護士として裁判に臨む。
自称警部の見習い刑事。元スリの少女。
トバイアス・グレグソン刑事の下で働く。
他登場人物は逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧を参照。
特典・DLC
- 特製コスチューム 3種パック
作中の登場人物‥‥成歩堂龍ノ介、御琴羽寿沙都、シャーロック・ホームズの3人が、本来とは異なるコスチュームで物語を演じる。
成歩堂には〈アイリスお手製スーツの龍ノ介〉、寿沙都には〈アイリスお手製ドレスの寿沙都〉、ホームズには〈ホームズ特製・和の装束〉が用意されている。
- 遊べる!大逆転物語 2本セット
3DSの数量限定特典として配信。
『実際にあったかもしれないし、なかったかもしれない‥‥』という雰囲気の、本編ではありえないショートストーリーを楽しむことができる。
成歩堂龍ノ介の親友・亜双義一真が大活躍する《大日本帝國編》と、シャーロック・ホームズが大暴れする《大英帝國編》の二本立てで構成されている。