「もちろん、お手伝いいたします。
わたしは、法務助士なのですから!」
概要
CV:花澤香菜
第1話から登場。初登場時16歳。通称・スサト。
ゲーム『大逆転裁判』シリーズにおける、「横に立って主人公を支える助手(兼ヒロイン)」。
“王道の正統派ヒロイン”、かつ凛とした性格の大和撫子な女学生として、時折お茶目で元気な部分も見せつつ、主人公・成歩堂龍ノ介をサポートすることになる。
人物
容姿
デザイナーのイメージ上では、身長は153cm程度。
髪型はありそうでないバランスとして語られ、白いリボンのような紐などで複雑にまとめられている。
衣服は桜の模様が入った桃色の着物と赤い袴をまとっており、時代感から、全体的にはストイックなデザインとなっている。
『2』のDLCを利用すれば、スチームパンク風の洋装姿〈アイリスお手製ドレスの寿沙都〉という特製コスチュームで物語を楽しむこともできる。
趣味
《探偵小説》の愛読者であり、中でも大英帝国の娯楽雑誌《ストランドマガジン》の連載小説『シャーロック・ホームズの冒険』の大ファン。毎月毎号、英国から日本に船便で取り寄せている他、主人公のモデルとなった本人、シャーロック・ホームズを前にしたときには目の色を変えて感激したり、ホームズの事務所を初めて訪れたときには感動で血がたぎり、ムネが高鳴る様子も見られる。
その他、自分の茶道具を持っている等、茶道にも通じている模様。
能力
弁護士を助ける役職‥‥“法務助士”の資格を持っており、弁護士の横で何かしらの助言を与える等、“職業婦人”という先進的で自立した生き方をしている。
周囲から能力を高く評価されてはいるが、婦女子への風当たりが強い世の中に悩まされることも度々ある。
日本の武術の心得もあるようで、古くから伝わる柔術に自己流の工夫を加えた“寿沙都投げ”‥‥等の技で度々成歩堂をブン投げる様子も見られる。
人間関係
年齢、性別問わず、あらゆる人物に対して敬語で接しており、誰かを指し示す際には、名前の後に「さま」をつけて「〜さま」などと呼ぶことが多い。
- 家族構成
母は寿沙都が生まれてすぐに死亡し、6歳までは祖母の家でお世話になっていた。尊敬する父・御琴羽悠仁はその間、英国留学で日本を離れており、そういった事情から、寿沙都にやりたいことをやらせてあげるようにつとめている。
父の亡き親友の息子として、父を通じて知り合った《弁護士》。自分のことをいつも助けてくれるとして、彼からは絶対の信頼を寄せられている。
彼に《法務助士》として添い遂げる彼女のスガタのウラには、彼が親子間で《弁護士》になる約束を交わす背景があり、彼女が《法務助士》になったのは、そんな彼を手伝うためだったと語られている。
作品を通じて、寿沙都が《法務助士》として添い遂げることになる《弁護士》。
時に優しく、時に厳しく成歩堂をサポートし、彼を支えており、彼から世界一の《法務助士》として賞賛を受けている。
寿沙都からは、成歩堂の急速な成長に感心しつつ、彼が『日本の司法を変える』ことについて、不思議な確信を持つ様子が確認できる。
『2』にて登場する、寿沙都の親友。
寿沙都を慕うようなイメージを見せつつも、親しい間柄でカタ苦しく接することが気になっており、もっとココロのままに来てほしいと思っている。
第1話では、危機にさらされた葉織を救い出すべく、あれこれ奮闘する寿沙都の特別な姿を見ることもできる。
活躍
“法務助士”の日本人留学生として、大英帝国行きの蒸気船に乗船。船内での殺人事件や、名探偵ホームズとの出会いを経て、成歩堂龍ノ介の“弁護士”の勉強を見つつ、英国を目指す。
英国では、成歩堂の“法務助士”として彼を横で支えつつ、下宿先の《ホームズの部屋》で家事を手伝いながら日々を過ごす。
- 第5話
父・御琴羽悠仁が原因不明の高熱で倒れたという知らせによって、急きょ日本への帰国が決定。同時期に発生した殺人事件の裁判で、成歩堂の横に立てないことを悔やみながら、倫敦を去ることになる。
一方、その殺人事件の裁判にて、彼女の《ねつ造》の“罪”‥‥事件現場に居合わせた際に、現場に故意に手を加えていたことが判明。寿沙都はその“罪”によって、『法務助士、失格だ』として、“法”を捨てると考えるほどに追い込まれてしまう。
しかしその“罪”は、大英帝国の“闇”を目の当たりにした経験から、その一面を再び見せつけようとする邪悪な者への“ワナ”として語っており、最終的に真犯人の罪を立証する《大逆転》の武器として効力を発揮。閉廷後、彼女への見送りに急いで駆けつけた成歩堂から「その事実がなかったら、裁判には勝てなかったかもしれない」という旨の救いの言葉を聞いて、法務助士として再び戻るという誓いのもとに、大英帝国を後にした。
大逆転裁判2
成歩堂龍太郎の一件の後、《国際科学捜査大討論会》開催に伴って再び渡英。第3話にて成歩堂たちとの再会を果たす。そして倫敦の法廷を戦い抜いた第5話終盤、大日本帝国への帰国を決意した成歩堂についていく形で再び日本へ帰国していった。
その他
2017年のTGS特別法廷では、綾里真宵から自分の先祖だと勘違いされ、誤解が解けた後も「綾里家の先祖になってくださいッ!」という人類史上かつてない不条理なお願い(龍ノ介談)をされている。