モスラ対ゴジラ
もすらたいごじら
ゴジラシリーズ第四作。ゴジラとモスラが初めて対決した。
概要
1964年公開。
本作でゴジラはヒールとして描かれており、怪獣同士の戦いで初めて敗北を喫した。
同年には『宇宙大怪獣ドゴラ』や『三大怪獣地球最大の決戦』が公開されており、怪獣ブームの火付け役にもなった。
内容は「観光開発ブーム」「新聞の第三権力化」等当時の世相批判が盛り込まれている。
1980年に上映された映画ドラえもんの第一作であるドラえもんのび太の恐竜の時にも同時上映されている。
ストーリー
大型台風が日本を通過した翌日、毎朝新聞の記者・酒井市郎とその助手中西純子は倉田浜干拓地で謎の鱗のような物体を発見。一方、静之浦海岸に巨大な卵のような物体が漂着した。
発見した漁民から卵を買い取ったハッピー興行の熊山は、孵化施設を兼ね備えた観光施設「静之浦ハッピーセンター」の建設を推し進める。
科学者、三浦博士と共に卵の調査をしていた酒井。そこに小美人が現れ卵はインファント島に残った唯一のモスラの卵だから返してほしいと言う。
酒井たちは熊山に卵返還の抗議活動を行うが、熊山はまるで相手にせずそれどころか小美人を自分に売れと迫った。彼の裏には悪徳興行師の虎畑二郎がついていたのだった。
一方、干拓地から放射能が検出されたとして酒井と純子は除染を受ける。再び干拓地に向かった酒井たちだったが、地底から突如ゴジラが出現したのだった。