概要
モビルトレースシステムの要となる身体にフィットしたスーツで、肩や腕などにはアンテナ、スーツ自体には各種センサーが組み込まれており、操縦者のアクションをそのまま機体の動きに反映させることができる。また、頭部以外の部分に受けた機体のダメージも操縦者にそのまま感覚として伝わる。
装着する際、操縦者は全裸の状態でコックピットの中心に立ち、その後上部からリング型の機器が下降して操縦者の裸体をゴム状の膜で覆うようにスーツが形成される。
この時かなりの負担がかかるため、操縦者は装着が終わるまで上からの力に押しつぶされないよう耐えなければならず、鍛え抜かれたファイターでも苦痛や喘ぎ声を伴うほどである。
スーツを装着した者が2人以上いる場合はメインファイターである操縦者に指導権が回り、さらにパワー上昇と同時に強大なエネルギーを纏った必殺技を放つことも可能だが、使用後の負担は大きい模様。
東方不敗はファイティングスーツなしでMFに搭乗しているが、これは彼の服そのものにセンサーが縫い込まれ、ファイティングスーツと同じ機能を果たしているから。その代償としてセンサーの感度は通常のファイティングスーツより鈍いのだが、その分を技量でカバーしており、最新のスーツを装着したファイター達にも引けを取る事は無かった。
ちなみに脱ぐ時は装着する時の逆の手順を行う(『バトルメモリー』より)。
構造・デザイン
肩パットや、四肢、背中など体の至る数箇所に、過去のSF作品で見られるような先が丸いアンテナがついている。
配色やデザインについては搭乗者ごとに異なっており、国柄を表しているものもある(ネオジャパン代表のドモンなら日の丸、ネオアメリカ代表のチボデーなら星等)。これはファイターごとに合わせた初期設定で決められている(『バトルメモリー』より)。
各種デザインについては各キャラクターのページを参照。
漫画版『超級!機動武闘伝Gガンダム』での解説によれば、素材は粘着質の物質であるとされている。
余談
- レイン・ミカムラのスーツ装着シーンで当時多数の少年達には、すごい影響を与えたとも言われている。
- Gジェネレーションシリーズの一部の作品では、一部のGジェネオリジナルパイロットをモビルファイターに乗せると、カットインでファイティングスーツ姿を見ることが出来る。
- Pixiv内では、Gガンダムの登場人物のイラストに多くこのタグがあるが、他のガンダムシリーズや版権キャラ、オリジナルキャラクターなどにファイティングスーツを着せているイラストにもこのタグがついてる。