概要
ケルト神話に登場する半竜半人の姿をした女。
様々な能力を持ち、特に不妊に悩む夫婦の前に現れて彼らから親切にされれば子どもを授け、邪険に扱われれば罰を与えたという。
姿はフランスの伝説に登場するメリュジーヌに似ている。
14世紀の作家ジョン・マンデヴィルによって書かれた『東方旅行記』にはレディ・オブ・ザ・ランド(島の女王)の異名を持つドラゴンメイドが登場する。
元々は美しい娘だった、ある出来事からアルテミスの怒りを買い、彼女によって「不気味なドラゴンの姿で耐えなければならない」と宣告されて呪いをかけられた。
ドラゴンにされた娘はランゴ島という島の城下にある洞窟に隠れ住み、年に数回姿を現す以外はそこに閉じこもった。男性が彼女を愛して彼女の口にキスをするまでは、ドラゴンとして生きなければならなかった。彼女は多くの金銀財宝を持っていたことから多くの男性が彼女にキスをして呪いを解こうと試みた。だが、訪れた男性はその姿に恐怖して皆洞窟から逃げ出そうとしたために激怒したドラゴンメイドによって殺され、生き延びた者もその呪いによってすぐに死が訪れたという。
…決してメイド姿のドラゴン娘ではない…が「ドラゴン」と「メイド」ときたら「メイド姿のドラゴン娘」を連想させてしまうのが性というもの!