遊戯王のカードカテゴリについては
→ドラゴンメイド(遊戯王)を参照。
概要
「ドラゴンメイド」といえば2023年現在、遊戯王OCGのカード群を指す例が支配的であるが、一方で「ドラゴン」+「メイド」は単に一般名詞の組み合わせに過ぎない。
よってpixivでは、「メイド姿のドラゴン娘」のイラスト向けのタグとしても使われる。
なお、放サモのメリュジーヌもまさにそんなキャラクターである。
歴史的事情
「ドラゴンメイド」とは、子無し夫婦に子を授けるケルト神話の怪物、または呪いでドラゴンに変えられたランゴ島の女性を指すなどと、長らくWikipedia・ピクシブ百科等のネット百科事典は説明してきた。これはキャロル・ローズ著『世界の怪物・神獣事典』の記述に由来する。
しかし、『世界の怪物・神獣事典』が出典に挙げる書籍を調査しても「ドラゴンメイド」という言葉は使用されておらず、そのほか広く神話に関する文献を引いても用例はほぼ見当たらないことが、ウィキペディアンの調査により2021年に判明した(結果、Wikipediaの記事「ドラゴンメイド」は削除された)。
つまり、神話の文脈における「ドラゴンメイド」という言葉は、伝承に登場する竜娘をまとめて記述するためのローズ氏の造語に過ぎない、ということである。
なお、ここで言う「メイド」とはマーメイドの「メイド」つまり「娘/女」の意味。