概要
D3パブリッシャーから2015年4月2日に発売された3Dアクション・シューティング・ゲームで、開発元はおなじみのサンドロット。 『地球防衛軍4』のリメイク・アップグレード版に当たる。
対応ハードは当初はプレイステーション4のみだったが、2016年7月からはSteam用のPC版がリリースされた。
地球防衛軍4からの変更点
基本的な部分は変わっていないためベタ移植などとも言われがちだが、細かい仕様は変わっている部分が多い。
システム/グラフィック面での変更
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- グラフィックが向上。出力解像度が720p(HD)から1080p(フルHD)に。
- フレームレートの向上。30FPSから60FPSへと上がっている。
- 処理落ちが改善。ほとんど処理落ちしなくなった。上記のフレームレートの向上と相まってぬるぬる動くように。
- ロード時間の短縮。4ではX360版が最もロードが速かったが、それよりも速くなっている。
- 光源処理の変更。爆発などの光が周囲に拡散するように。
- 4と比べると味方NPCの数が大幅増えており装備の種類も増加。NPCビークルも登場するようになった。
- 地底ミッションでは視界が暗闇に包まれるようになった。(前作では地上と同じく明るく、常に視界が通っていた) 地底ミッションではプレイヤーとNPCがライトを装備する他、広い場所では爆発などによる光源必須。
- 指揮下に入れた仲間の体力が表示されるようになった。
- シングルプレイでもチャットが送信出来るように。特定の無線には指揮下のNPCが反応してくれる。 EDFッ! EDFッ!
- DualShock4のタッチパッド操作による、チャット操作に対応。あらかじめ設定した無線はパッドの上を指でスライドさせる事により素早いチャットが出来る。
- 照準を合わせている所にマーカーを指定できるように。ボイスチャットやキーボードチャットを使わずとも、簡単に次の目標などを連絡できるようになった。
- 処理の改善により同期ズレが少なくなった。ラグや位置ズレを感じる事は少なくなり、死体の位置ズレはほぼ無くなった。
敵(フォーリナー)/ミッションの変更
- 敵の種類を追加。前作のDLCでしか出なかった敵も難易度によって出現するように。(金蟻とか)
- 敵の体力面でのバランス調整。
- シールドベアラーの性能を調整。置物から文字通り盾へ。
- ミッションの数が増加。シリーズ中最多のミッション数を誇る。
- 既存ミッションでの敵/味方の配置変更。マップ自体が変更されている事も。味方も敵も増加する傾向にある。(変更がない既存ミッションも存在する)
各兵科における変更
- レンジャー
- 指揮下に入れたNPCは、自分が体力回復アイテムを取ると回復するように。
- 回避行動時に、周りのオブジェクト(柵など)を破壊するようになった。判定発生は回避開始直後の短時間。
- ダウン時からの復帰が速くなり、起き上がり速度は最速になった。
- ウイングダイバー
- ダウン時にジャンプボタンでエナジーゲージを消費しすぐに復帰できるようになった。
- NPCのウイングダイバーにスピア以外の兵装(レーザーライフル、サンダーボウ、イズナ、MONSTAR)が追加された。
- エアレイダー
- ビークルが同時に存在できる数が2から3へ増加。
- バイクは地底で要請できるようになった。要請マーカーを投げるとポンと沸いて出てくる。イメージとしてはホイポイカプセルのような感じ。フォーリナーもビックリの技術である・・・。
- バイクは地底での光源が無くなった事にともない、プレイヤーやNPCが持つものより大型のライトが装備される。
- ビークル操縦時の物理演算の処理が変更。主に車両系の武器の反動が調整された。車両投下時のコンテナのバウンドも無くなっている。
- 全てのビークルの主砲にレーザーサイトがつくようになった。
- フェンサー
- 触れただけでオブジェクトを破壊するように。レンジャーとは違ってスラスター移動の必要はなく、文字通り触れただけで吹き飛ばす。
- ダウン時にスラスターやブーストジャンプを使う事によって即座に復帰できるように。
この他、各兵科の武器もバランス調整されている。
新ビークルの追加
デプス・クロウラー
地底戦闘用の四足歩行タンク。 バイクと同じく地底でも要請でき、ライトの範囲も広い。
耐久度、攻撃力とも低いが必要功績も安い。前後左右に移動でき、素早いステップやジャンプなど機動力が高い。
最大の特徴として「壁や天井に張り付いて移動できる」。ただ視点が縦のままなので、操作が反転し扱いにくくなるのが欠点。
搭載武装は種類によって様々。ロケットランチャーや火炎放射器搭載型がある。
歩行要塞バラム
4.1の目玉ともいえる超巨大ビークル。プロテウスの倍以上である全長50mを誇る巨大人型ロボット。
移動要塞4xを小型化、そして人型にしたもので、あらゆる地形に対応可能。
もともと巨大生物殲滅作戦時の移動拠点として開発されていたが、諸問題のため途中で開発中止になった・・・のだが、あらゆる武器でも傷ひとつ負わせることができない巨大怪獣『エルギヌス』を撃破するために実戦投入された。そのため、本来はさまざまな武装を施されるはずだったが、現状はせいぜいガン・タレットかレーザー・タレットのみ。
ちなみに作戦内容は『同じ質量の物体を衝突させることで粉砕する』というもの。
本部『つまり、殴れということだ』
吊り下げられて運ばれてくる姿はまさに映画『パシフィック・リム』。エルギヌスも、オオタチにテリジノサウルスとバイオヴォルケーノを混ぜたような姿である。
こんな芸当もできる。
ちなみに
(改造ではあるが、こちらの動画は有名である。)