概要
夜に青白く光る鷺の怪で、五位の火、五位の光ともいう。
江戸時代にはすでに広く知られていた怪異で、かぶりがほとんどない鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」と竹原春泉の「絵本百物語」の両方にも掲載されている。
サギも歳を経ると狐狸と同じく化けるといわれており、化けたものが口から火を吐く、火のついた枝を咥えて飛ぶ、火の玉に変化するともいわれた。
火に関わる鳥の怪であることから、ヒザマや波山と同一視する説もある。
正体
水辺に繁殖する発光性バクテリアが羽毛に付着して光るといわれている。また白い胸の毛が月明かりで映えるためだともいわれる。
余談
- 世界各国の夜に空飛ぶ怪には、発光するものがいくつかみられる。