特徴
Ardea cinereaの亜種であり、夏に北海道で繁殖するグループは九州以南で越冬する。本州と四国では留鳥である。
全長88~98cm 翼開張150~170cm 体重1.2~1.8kg。
日本で確認出来る鷺としては最大級で、時々鶴やコウノトリに見間違えられる事がある。
上面は青みがかった灰色で和名の由来となっている。ちなみに英名ではGrey heron(灰色鷺)。
鳴き声は「グアーッ」「ギャッ」などで、(サギの仲間全てに言えるが)お世辞にもいい声とは言えない。
海岸や河川・湖沼などの水辺で単独で生活する。
主に魚類や甲殻類を中心に水辺の小動物を食べるが、時にネズミや仔ウサギ、小鳥まで襲って食べる獰猛な鳥で、猛禽類を襲って獲物を奪う事もある。獲物は嘴で挟んで捕らえるだけでなく、突き刺しも用いる。
大きな獲物を丸呑みした時の様子は結構グロい。
時折、動物園の動物たちに紛れ込んで魚のおこぼれを狙う。
具体的にはアシカの池がアオサギ池になっていたり、
田植えの終わった田んぼに入って餌を探す姿がよく見かけられるが、この時、足が沈み込まないよう苗を踏んで歩く知恵があり、更には体重がソコソコあるため苗を踏み込んでしまい、農家としては大変迷惑な鳥である。
因みに、同音の青詐欺は企業を相手取る詐欺師を指す隠語であるが、この鳥には由来しない。