概要
「山海経」の西山経、海外南経に記述がある妖鳥で、見た目は鶴に似るといわれるが一本足で嘴は白く、羽色は青く赤い文様がある。
中国語では畢方のことをピーファン(Bifang)、上古中国語ではピッドパン(Pidpang)もしくはピットパン(Pitpang)と呼ぶ。なおこのピーファンという名は、そのように聞こえる鳴き声から名付けられている。
日本ではこの妖怪のことをピーファンではなくヒッポウ(Hippo)と呼ぶようにそれぞれの漢字文化圏には独自の呼び名がある。韓国ではピルバン(Pilbang)と呼び、ベトナムではタッフオン(Tất Phương)と呼ぶ。広東語ではパッフォーン(Batfong)と呼ぶ。
この鳥が現れると天下に怪しい火事が起こると恐れられた。
黄帝が泰山に鬼神を集めた際に、火神の使いとして黄帝が乗る蛟龍が引く戦車の傍らにいたともいわれる。
関連イラスト
創作での扱い
女神転生シリーズ
初出は『デビルサマナー』で”凶鳥”ヒッポウとして登場。頭に火が燃えている一本足のタンチョウのような姿である。
神仙伝(ゲーム)
「きよ」「きんぐぎどり」の色違いの三つ頭の鳥の妖怪として登場。
ファイナルファンタジー14
ヤンサに生息するモンスター。
モンスターコレクション
火炎に耐性がある【バード】のカード。
宝石泥棒
古代中国のような文化を持つ国「県圃」の上空を飛ぶ巨大アメーバ状生物。体をレンズ状に変形させ”鬼”という存在を燃やす。