伝承での蛟龍及びゲゲゲの鬼太郎に登場する蛟龍に関してはこちらで。
概要
開発当初の名は甲標的丁型だったが、後に蛟龍と改められた。
蛟は中国で成長途中の龍、日本で水辺の主の意。
海龍、伏龍などと名前が似ているので特攻兵器と思われがちだが(特殊攻撃兵器ではある)、体当たりを前提にした設計ではなく、2本の魚雷発射管を備えている。
甲標的の運動性の悪さを大型化によりカバー。発電用エンジンも積み、航続距離や乗組員数も増えている(2~3人→5人)。
波号潜水艦を母艦とする予定であったが、他の兵器が優先され、生産は少なく戦歴も少ない。
戦後、特攻兵器のイメージが強い特殊潜航艇という名称を避け、局地防備艇に類別して新海軍に整備するという計画があったが、海軍が解体され廃棄された。