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「海龍」の曖昧さ回避編集


特殊潜航艇「海龍」編集

「海龍」俯瞰図。

秘匿名称「SS金物」。1944年5月ごろにはすでに実用化されていたとされる。

開発当初は母艦となる潜水艦から発進し、敵艦を雷撃してから帰還すると生還を前提として開発されていた。

武装は直径45cmの魚雷2本。艇体下部に装着する射出用のロケットを内蔵した射出筒に収められ、スイッチ操作でロケットに点火、筒の前扉を吹き飛ばして魚雷が撃ち出される。

試験の結果発射の衝撃と轟音、艇のトリムの急激な変化などが問題視され、さらには量産化に際し射出筒の量産が間に合わないとして艇首燃料タンクに600kgの爆薬を装備した特攻兵器として量産されることとなった。


最大の特徴は艇体側面の大きな水中翼である。陸上爆撃機「銀河」から流用した航空機用の操縦装置を備え、ジョイスティック形式での操縦を可能とした。

ただし最大速力は水上7.5kt、水中9.8ktと遅かったため、本土決戦では輸送船団を攻撃することとなっていた。


戦後に海龍を鹵獲した米軍は魚雷を装備した海龍や搭載が計画された魚雷などは一切確認できなかったとされる。

江田島の海上自衛隊第一術科学校には試作型3号艇が、大和ミュージアムには量産型が魚雷を搭載した姿で展示されているほか、2015年には下田港沖で座礁したと見られる海龍が発見された。


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蛟龍

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