曖昧さ回避
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人物
種族:トールマン(人間)
パーティーリーダーであるライオスの妹で、パーティのメンバーでもある。
職業は魔術師で、特に治癒術や除霊術に優れる。
魔法学校でのの同窓生でもあり、親友であるマルシルをして「本当にすごかった」と言わしめる技量の持ち主。
物語冒頭でのパーティとレッドドラゴンとの戦いにおいて、全滅の危機に陥った皆を生還させるために自ら囮となる。地上への帰還魔法には成功するものの、自らはレッドドラゴンに喰われてしまう。
しかし、レッドドラゴンは長い休眠期の間は食べたものの消化が進まないといわれており、かつこの世界では(というよりこのダンジョンでは)死亡しても復活できる場合もある為、僅かな救出の望みを懸けて、ライオスたちはダンジョンへと戻っていった。
兄同様に朴訥な性格で、更に輪をかけて優しく、死霊に対してさえ直接攻撃を良しとせず、慈愛を以て接する理念を持ち、チルチャック曰く「霊の扱いがうまかった」。
幼いころから兄のライオスと野を駆け遊んでいたため、魔物やダンジョンへの抵抗感が薄く、魔物を一方的に排除する事を良しとしていない。
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以下、単行本第三巻ネタバレ |
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魔法学校時代は友人もおらず成績も冴えない劣等生であった。
しかし、精霊の繁殖実験において大成功を収めたことで、既に学校随一の才女とされていたマルシルに注目される。
そして経験に即してマルシルにダンジョン生態系の存在を教え、それをきっかけに親友となる。
その経験というのは、バッタを見つけると大喜びでとっ捕まえ、キイチゴを見つけると大喜びで即食べる、旺盛な好奇心の産物であった。
やはり兄妹なだけあって、どこぞのサイコパスに通じる性癖があるようで。
また、パーティから離脱したシュローが、ファリンにべた惚れしていたことが判明する。
以下、単行本第四巻重大ネタバレ |
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レッドドラゴンとの決戦を制したパーティが目にしたのは、胃袋でも腸でも無く炎の息の燃料袋に納められた魔狼の毛や骨に混じるファリンの白骨死体であった。
しかし、マルシルの禁忌の古代魔術を用いた蘇生術により復活する。特に後遺症は無かったようで、何故か前より魔法の能力は増した模様。
ライオスが「食料を買う余裕がなくて魔物を食べながらここまで来た」と言う言葉に対して、目を輝かせていた。
自分のために皆に大変な苦難を強いたこと、マルシルに禁忌を犯させたことを酷く悔やんでいる。
相変わらず文無しの兄とパーティとともに、彼女はどこへ向かうのであろうか。
以下、単行本第五巻超重大ネタバレ |
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一時は再会を喜び合うものの、狂乱の魔術師の配下であったレットドラゴンの血肉を使った事で彼を呼び寄せてしまい、パーティーはまたもファリンと離ればなれにされてしまう。精神をレットドラゴンの精神に上書きされた上に「今一度新しい姿をやる」と言われ、下半身に変化を与えられた現在、彼女の肉体がファリンの姿をしているかどうかは定かでは無い。
ライオスは再度ファリン奪還に動こうとするが、食材のストックが尽きかけた事、狂乱の魔術師が動き出した事でチルチャックとセンシの説得を受け、一時撤退を決意。