コードギアスシリーズに登場する国家でありヨーロッパとアフリカを領土としている。
神聖ブリタニア帝国、中華連邦に並ぶ列強であり、国力はブリタニアに次ぐ第二位。略称はE.U.。
亡国のアキトはここを舞台としている。
首都はパリ。約230年前のフランス革命を基点に市民革命を欧州諸国に続発させ、旧王政府を叩き潰して成立した共和制新政府の統合体として設立された経緯を持つ。
設立経緯もあり、かつての王侯貴族が亡命しているブリタニアとは激しく対立している。
保有領土は欧州全域、一部シベリアを除くロシア全域とアフリカ全域であり、ブリタニアやを上回る領域を保持していた。
国家全体にわたって衆愚政治化が進んでおり、E.U.ロシア州や東欧諸州がユーロ・ブリタニアによって制圧されているにもかかわらず、大衆から多くの政治家まで危機感に欠けており、それによる弊害が著しい国家として描写されている。
本編ではブリタニアの侵攻になす術もなく押し切られ、領土の半分以上を奪われた挙句に新たな反ブリタニア国家連合の超合集国が設立すると大部分の自治州もE.U.を見捨てて超合集国に参集したため、文字通りの崩壊状態となる。
ルルーシュの世界支配確立後はブリタニアに乗っ取られた超合集国憲章の批准を強要され、E.U.は世界から消滅した。
亡国のアキトでは旧日本人のイレヴンのみを政治的な理由で隔離収容する等、民主国家とは思えない程人権無視の姿勢を見せている(小説版より他のナンバーズにはこの様な措置は取られていない)。
政治腐敗と事なかれ主義の市民の実情で改革派が陰謀による軍事クーデターを実施し、一時はE.U.全域を掌握したが、首謀者と主要将校の戦死で頓挫してしまった。
双頭のオズでは崩壊寸前のE.U.で敗残兵が避難民に略奪を行うなど全く統制が取れていない一面が掛かれている。
史実とは異なり、ナポレオンが皇帝として君臨することに危機感を覚えた共和主義勢力によって暗殺されたことによって、欧州が共和国の連合体になっていくことになったという。
E.U.は革命歴(現実にも存在した)を採用しており、皇歴2017年は革命歴228年である。
余談だが、反逆のルルーシュ時代はユーロ・ユニバースの略称だとされていた。