ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

一般に積荷として気体や液体を輸送するべく、それらに応じたタンクを装備した貨物自動車

「ローリー」の元々の意味

英単語の意味そのものはローリーもトラックもほぼ同じ。単にイギリス表記かアメリカ表記かの違い。

一般的なもの

液糖や澱粉といった流動性のある食品や高圧ガス、石油、薬品を運搬する貨物自動車。トレーラータイプのものもある。

危険物を運搬するものは消防法では「移動タンク貯蔵所」という。石油を運搬するものは横転時にタンクの損傷を最小限にするため脚となるものが付いていることがよくある。

形状

断面が楕円の筒状または断面が真円形の筒状が多い。断面が楕円のものは高さ制限や、重心が高くなるのを避ける目的が多い。また、断面が真円形のものは圧力に耐える目的が多い。

内部構造

液体を運ぶものでは、内容物の動揺による影響を避けるため防波板が設置されている。液体危険物を輸送するものでは設置が義務付けられている。また、内部が幾つかの部屋に分かれていることがある。

材質

種別材質
一般(石油、汚水他)普通鋼、高張力鋼
食品ステンレス鋼
油脂アルミニウム
腐食性の強い物質チタン、FRP

板厚については消防法の規定により鋼板の場合3.2mm以上が義務付けられている。

容量

内容物最大容量
危険物(石油、劇薬)30000リットル以下(1室4000リットル以下)
可燃性ガス18000リットル未満
アンモニア以外の毒性ガス8000リットル未満
それ以外なし

運転には…

それぞれのタンクローリーの大きさや構造に応じた免許の他に積荷に応じた法律の適用を受けるので、それらの資格または資格者の同乗が必要になる。

創作物での使われ方

大抵爆発する武器や凶器に使われる不憫な乗り物である。それゆえ、ほぼ間違いなく石油や可燃性高圧ガスなど積荷が危険物のタンクローリーである

西部警察

小細工を施された爆破装置つきの移動監禁場所。

ウルトラマン

大室山に出現した車を襲う怪獣にわざと襲わせ、隊員の光線砲で点火して爆発させる武器

サンダーバード(SF人形劇)

乗員気絶による暴走後、国際救助隊の救助により、原子炉を停止させたものの、崖っぷちに到着してしまったグラップロガー(森林作業用巨大特殊車両)に満載のままになっていた特殊燃料の吸い戻しによる二次災害阻止。一般的なものと異なり、燃料輸送用のアームとホースがついている。ちなみに、乗員の気絶の原因は前日の酒場の料理による食中毒

ルパン三世(TV第2シリーズ最終回)

ルパン一味に変装した永田重工の御曹司と要員が有人ロボット「ラムダ」の隠し輸送及び出撃用の車として使用。ただし、上記の例とは異なり汚水用のものに偽装していた。

関連記事