概要
CV:西村朋紘
『シャドウハーツ2』の登場人物。タグとしてはヨアヒムが多い。
由緒正しき吸血鬼一家ヴァレンティーナ一族の長男、マッチョのイケメン。
しかし、喋ると3枚目。難しいワードが出た時に「~って何だら?」と一番に質問する立ち位置であり、それと同時に雰囲気を和らげる軽いボケをかましてくる。同じくアホキャラのウルすら突っ込みに回らせる程、今作屈指のアホである。
「~だっち」「~だら」等気の抜ける口調で喋る。
鍛え抜かれた8頭身であり立ち姿は立派。しかし残念なことに歩く時は間抜けなガニ又になってしまう。
パピヨンマスクを装着し「正義の味方グラン・パピヨン」を名乗り、何故か実家ビストリッツ(ビストリツァ)から遠く離れたフランスの港町、ルアーブルにて自警団として活動していたところを、ウルたち一行と合流する。
プロレスマニアであると同時に特技でもあり、得意のプロレス技を活かしたスタイルで戦う。
またホモ(ゲイ・セクシュアル)である事を自称している。(しかし、大体はふざけて言ったり、拷問から逃げるための方便なので、ただのブラフかも知れない。)
一方、最強装備が『ローズボンテージ』だったり、専用アイテムに『ビンダッチーV』『エレクトリスト』みたいなアレがあったり、伝説のイベント漢祭りでスジを通されたり、マグロ呼ばわりされた過去を語るなど、そっち系のネタには事欠かない。
ちなみに、前作『シャドウハーツ』にも「黄金のコウモリ」として弟キースの固有イベントにちゃっかり登場していた。
「5ターン経ったら全力で攻撃する」と戦闘前に宣言しているが、実際はもう1ターン待ってくれるいい奴。そのためウルとは面識がある。(ウルはうろ覚えのようだが)
また続編の『フロムザニューワールド』にも、隠しイベントで敵キャラとして登場しているため、『クーデルカ』を除けばシリーズ皆勤賞でもある。
ちなみにそんな彼が城を出て放浪した挙句行き倒れていた理由は、家宝の剣(前作のキースの最強武器)をオモチャにして(悪役ヒールレスラーの真似をして)遊んでいたら折ってしまい、その呪いがキースに降りかかったことで兄弟喧嘩になったから。
プレイヤーキャラとしての性能
攻撃力に特化している今作トップクラスのアタッカー。一方で特殊攻撃力が低いので範囲攻撃や紋章魔法は苦手。
独自のシステム『ヨアヒズム』によって形態(戦闘スタイル)に変化が発生する。
「黄金のコウモリ」状態時はHPが半減し、技が使えなくなる代わりに攻撃力が1.5倍化、
「インビジブル」状態時は敵に狙われにくくなる。(プレイヤーからも見えなくなる)
「グラン・パピヨン」時はただでさえ強い攻撃力が単純に2倍化、ついでに終盤のイベント『漢祭り』をこなすとさらに増加するため、ぶっちぎりの火力を叩き出す。
これらの形態は戦闘を繰り返すことで勝手に変化していく。変身周期はメニューからチェックできる上、アイテムでも任意の状態にすることができる。戦術的に困るのはコウモリ状態の時にパーティに入れるべきかどうかくらいのもので、バカのくせにSPが無駄に高く滅多に暴走しないため、SP関連の装備をふんだんにつけられるなど、余裕を持った運用が可能。……色々と濃い彼を生理的に受け入れられるならの話であるが。
武器は購入できず、全てイベントで入手することになる。
ただ、旅先に落ちているものを(勝手に)拾って武器にするため、安上がり。