ウルムナフ・ボルテ・ヒュウガ
うるむなふぼるてひゅうが
「ごめんなさいは?」
日本人・日向甚八郎、ロシア人・アンヌを親に持つハーフの青年。
1889年生まれ。
英語表記は「Urmnaf Bort Hyuga」だが、有り体に言えば「変な名前」であるため、海外版では一般的な名前「Yuri Hyuga」に変更されている。
名前が長いため作中・プレイヤー問わず、通称はウル。
『1』の初期ネームは『ガラの悪い主人公』。
当記事や『2』では「ウルムナフ・ボルテ・ヒュウガ」だが、『1』のゲーム中表記では「ヒューガ」となっている。
軍人だった父は日本に害を成す仙人・徳壊を暗殺する任を受け、目的を阻む事には成功するも中国にて戦死。
そして、母アンヌもその報復に遭い殺害される。
そのショックから、父から受け継いだ『フュージョン』という「怪物と融合する能力」に目覚める。
しかし、いつからか頭痛と共に謎の声が聞こえるようになり、それに導かれ、声の主を探しながら化け物退治で日銭を稼ぎ、旅をしていた。
その旅の最中、例の声から「満州の列車で女性を守る」よう指示され、嫌々ながらもロジャー・ベーコンを名乗る黒魔術師からアリス・エリオットというエクソシストの女性を守る事となる。
初期は『ガラの悪い主人公』の名前が示す通り「根は悪くないが頭はゆるいチンピラ」と言った体で、言動も荒っぽく女性に会う度にセクハラ発言をパなしたりもしていた(代表例:気絶している女性に対して「さわっちゃおうかなー」)。
最初はアリスを守る事についても「例の声が聞こえると頭が痛いから」程度のいい加減なものだったが、『1』と『2』の物語を経て自らの在り様と守るべきものを見出していく。
ただ、ガラの悪さは抜けたものの頭の悪さは据え置きで、『1』の終盤から『2』にかけて徐々にアホキャラで定着する。
ついでに、Int(賢さ、魔法攻撃力)も全キャラの中(狼含む)で一番低い。
しかし、根は常識的なため、ウル以上のボケをかますヨアヒムやルチア、アナスタシア相手だとツッコミに回る事も多い。
『1』のヒロイン・アリスとは最終的に恋仲となる。
最新作『フロムザニューワールド』では、ジョニーに主人公の座を交代している。
武器 | ナックル、クロー | 戦闘隊列(『1』) | 前衛 |
---|---|---|---|
特技 | フュージョン | 通常攻撃回数(『2』) | 初期値3回、最大値5回 |
属性 | 闇 | 体重(『2』) | 標準 |
戦闘スタイルは徒手空拳。
武器も鉄爪の類を用いる。
『1』では主人公らしい超高性能な前衛性能を持ち、『2』でも後述する「フュージョン」の能力によってあらゆる場面をカバーできる起用万能さを発揮できる。
MP、魔法攻撃力は低めだが、HP、物理攻撃力、素早さが非常に高い。
SP(「正気度」。0になると暴走する)も最高クラスの数値を持ち、ジャッジメントリングも至ってスタンダードで扱いやすく、1軍としてお世話になる事が多い。
『2』の紋章魔法については、他のキャラと違って装備は不可能だが、それに困る事はまず無い。
ちなみに、『1』は常にバトルメンバーで固定(一部イベントを除く)だが、『2』では普通に控えにまわすことが可能だったりする。
「フュージョン」について
前述したように「怪物と融合して変身する能力」。
ウルの意識下に存在する領域『グレイヴヤード』で新しい魔物を解放する事で、変身能力と使用可能な技がどんどん増えていくため、最終的にはあらゆる方面をカバーできるようになる。
また、通常はキャラ毎に固定である弱点属性・攻撃属性も、フュージョンで変化するため、攻撃面・防御面でも非常に小回りが利く。
代償として、『1』では変身時に大量のSPを消費し、『2』では変身中の消費SPが通常よりも増える。
ストーリー進行によって、変身モーションも変化するので必見。
また、『1』『2』共に隠しフュージョンを入手すると無類の攻撃性能を得る。
ストーリー上の設定だと、ウルほど多様な魔物に変身可能なハーモニクサーは珍しいとの事で、実際従兄弟にあたる犬神蔵人や叔母の犬神咲は1~2つのみ。
ちなみにウル自身はストーリー上では「アモン」を多用している。
ちなみに『フュージョン』とはウルがそう呼んでるだけで、正しくは『降魔化身術』である。