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解説

ゼアノートとは、キングダムハーツシリーズに登場する巨悪の根源である。

度々姿を変えていくも、自らの野望を叶えるという執念が数々の犠牲を生み出している。

名前の綴りは「Xehanort」で、Xを抜いて並び替えると「another」や「no heart」になる。

本作では同名や同じ姿のキャラが多いためそれぞれの解説をしていく。

以下、シリーズのネタバレを含みます。

マスター・ゼアノート

登場作品:『BbS』『3D

”ゼアノート”本来の姿であり、数少ないキーブレードマスターの一人。

詳しくは→マスター・ゼアノート

ゼアノート/テラ=ゼアノート

登場作品:『KHⅡ』『BbS』『3D

シリーズ上で初めて”ゼアノート”と呼ばれた人物で、賢者アンセムの弟子として心の研究をしていた。

その正体が、マスター・ゼアノートがテラの身体を乗っ取り支配した姿である。その後、レイディアントガーデンでアクアと対峙し敗れてしまい、それ以前の記憶を失う。だがブライグの介入によって賢者アンセムにその場で引き取られる。

以後は弟子として研究を続けていくが、再び闇に心を惹かれて、心の闇に関しての研究に迫る。

『KHⅡ』では賢者アンセムに危険な研究を勧める場面、『3D』では研究員たちを実験台にさせている場面で、それぞれ回想にて登場している。

アンセム

登場作品:『KHⅠ』『COM』『3D

ゼアノート(テラ=ゼアノート)のハートレス賢者アンセムの名を騙るかつての弟子。

詳しくは→闇の探求者アンセム

ゼムナス

登場作品:『KHⅡ』『Days』『3D

ゼアノート(テラ=ゼアノート)のノーバディⅩⅢ機関のリーダー。

詳しくは→ゼムナス

黒コートの青年

登場作品:『BbSFM』『3D

『BbSFM』のクリア後、旅立ちの地に裏ボスとして現れる。

武器は二刀のブレード。息を呑む暇も与えないかのようにいくつもの技を繰り出し、テラヴェントゥスアクアを苦しめた。

その正体が、時を超えてやってきた過去のゼアノート(青年ゼアノート)である。

詳しくは→若ゼアノート

NO HEART

登場作品:『BbSFM』

『BbSFM』のアリーナミッション「闇への遠謀」で登場。

鎧を身に纏い王座につく姿は、『KHⅡ』のラストバトルで鎧を装備したゼムナスに酷似している。

武器はマスター・ゼアノートのものと同じキーブレード。

共通の能力

ゼアノートは時間を超える力を持っている。ただし、その力にはいくつもの制限がある。

  • 初めて時間を超える為には、肉体を捨てなければならない。
  • 時を超えるには、超えた先にその時点での自分自身がいなくてはならない。
  • 起きた出来事を変えることはできない。
  • 時間を超えていき、元の時代に戻る際、時を超えていた時の記憶は失われる。(ただし、記憶は失っても心に標として残るらしい)

主な行動

時系列人物行動内容
BbSマスター・ゼアノートキーブレード戦争を引き起こそうとするが失敗に終わる
『BbS』マスター・ゼアノートテラの身体を奪い、テラ=ゼアノートとなる
『BbS』テラ=ゼアノートレイディアントガーデンでアクアに敗れて記憶を失い、賢者アンセムに引き取られる
『BbS』の1年後テラ=ゼアノートハートレスとなる事で肉体を捨てる※1。ハートレスがアンセム、ノーバディがゼムナスとなる
『BbS』より数十年前アンセムこの時代まで時を超え、青年ゼアノートに時を超える力を与えて旅立たせる
同上時期青年ゼアノート『KH3D』までに時を超えて行動。元の時代に戻り、故郷から旅立つ
アンセム旅立とうとするソラに接触。
アンセム『KH3D』で時を超えてやってきたソラに異端の印を付け※2、夢への入り口を作る※3
『Ⅰ』アンセムリクの身体に乗り移り、乗っ取る
『Ⅰ』アンセム「セブンプリンセス」(7つの光の心)を集めて「世界の心のキングダムハーツ」を目指すが、ソラに敗れる※4
ゼムナスⅩⅢ機関を作り心を集めて「人の心のキングダムハーツ」を目指すが、ソラとリクに敗れる※5
KH3D青年ゼアノート時間を超えてやってくる。あらゆる計画を実行したが、失敗に終わり元の時代に戻る。
『KH3D』マスター・ゼアノートアンセム、ゼムナスが倒されたことにより復活

※1…時を超える力の条件の「初めて使うとき肉体を捨てる」を満たしたことで、全ての時代のゼアノートが時を超える力を使えるようにした。

※2…異端の印を付けることによりソラの居場所を特定できるようにしていた。

※3…自分自身を使って、複数の”ゼアノート”を「眠りに閉ざされた世界」に介入させる役割をしていた。

※4…実際に集めていたのはマレフィセントであり、彼女は『BbS』でゼアノートから7つの光の心を集めることで世界を手に出来ると聞き、『Ⅰ』で行動に移す。これによりアンセムは効率的に「セブンプリンセス」を集められた。

※5…ⅩⅢ機関本来の目的は、心を失ったメンバーを器とし、ゼアノートの心と意識を分け与え、機関全員を”ゼアノート”にすることだった。現にシグバールは半分が”ゼアノート”となっている。

”13の闇”(13人のゼアノート)と”7つの光”(セブンプリンセス)の二つを融合することで”χブレード”が完成される。

真のⅩⅢ機関

13人の”ゼアノート”によって結成された機関。

『3D』では青年ゼアノートによってそれぞれ時を超えて集まった。

現在判明されているメンバーは、

の6名である。

なお、13番目の器としてリクが選ばれていたが、闇に耐性を持った為、次にソラ(ロクサス)に狙いを定める。

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