リク(キングダムハーツ)
りく
「どうしたソラ?もう終わりか? だらしないな」
CV:宮野真守(日本語版)/デビッド・ギャラガー(海外版)
やや長めの銀髪と碧の瞳の少年。デスティニーアイランドに住んでいる。
ソラより1つ年上だが、彼とは親友でありライバル的な存在。
大人びたように見えるが、3Dなどでは年相応っぽい一面も見られる。
KH
デスティニーアイランドで、ソラやカイリたちと暮らしていたが、その平穏な生活にうんざりしていた。三人が作ったイカダで他の世界へ行く計画を立てていたが、旅立ちの前夜に他の世界への扉へ入ってしまい、そのまま行方不明となった。
だがそこで、マレフィセントに遭遇し、闇の力を譲り受けてしまう。心を抜かれていたカイリを救うがために、それを知らず呑気に冒険するソラの事を腹立たしく思い、徐々に闇に囚われる。
そして、完全に身を闇に染めたリクはアンセムに体を乗っ取られてしまい、心だけが闇の世界へと弾き出された。
後にソラ達によってアンセムが倒されたことで肉体を取り戻し心も正常に戻ったものの、闇の扉を抜けることは出来ず、また世界を救うために王様(ミッキーマウス)と共に闇の側から扉を閉じたことで行方不明になる。
COM
闇の扉を閉じたあとは、光も闇も無い空間まで飛ばされ眠っていた。だがそこで謎の声に導かれ、『忘却の城』に辿り着く。その城の中で王様と共に、心に残るアンセムの影と何度も立ち向かいながら様々な闘いを経験、紆余曲折の末に闇に負けない心を手に入れる。
終盤、ディズに光の道と闇の道のどちらを選ぶかの問いに対し、そのどちらでもなく中間を行くと解答、「闇夜に続く黄昏の道か」と皮肉を言われるも、「(光に続く)夜明けの道だ」と毅然と言い返す。
358/2Days
まさかのラスボスとして本作の主人公であるロクサスと対決する他、条件を満たせばミッションモードで隠しキャラとして操作する事も可能。
記憶修復のため眠っているソラを目覚めさせるため、ディズに協力。ロクサスやシオンのことを調べ接触している一方、黒コートを身に付けている事からⅩⅢ機関からは「偽機関員」と認識されて追われる身ともなっている。(コート自体は機関より以前から存在し、機能どころかデザインすら機関オリジナルではないため、言い掛かりに近い)
ストーリー終盤、キングダムハーツを解放しようと半ば暴走した状態で機関に攻撃を仕掛けようとするロクサスを捕縛するべく立ちはだかる(ここでロクサスが消滅するとソラが目覚めない可能性がある為、止むを得ず刃を交える事となった)。
しかし単独での力量差はロクサスの方が上回っており、このままでは勝てないと確信したリクは己の心の中に封じた闇の力(=COMで封じたアンセムの影)を解放。
これにより一瞬で形勢逆転に持ち込み、ロクサスの捕獲にも成功。しかし、闇の力を解放した影響でアンセムの姿になってしまう。
ここからKH2の物語へと繋がっていく。
KHⅡ
姿を隠して単独で行動。上述通りアンセムの姿と化していたため、殆どそちらの姿で活動している。
データ世界で記憶のデータを抽出されているロクサスが作られていないデータの場所に行ってしまわないようにバイトして稼いだマニーをくすねたり、怪現象を起こして気を引いたりしていた。(彼本人は「海ぐらい作ってやればいいだろう」と考えていたが、ディズに「世界が広くなれば侵入口も増える」と切り捨てられていた)
ソラが目覚めた後も度々ソラたちの冒険を陰から支えたりもしていたが、終盤でようやく合流し、共に並んで最終決戦へと向かった。
coded
本作のリクは本物ではなく、データとしてのリクである。更に詳しく言えば、「"ジミニーメモのデータそのもの"が埋め込まれた"データの中のリク"」である。主にデータ・ソラに助言を与えていく立場である。
詳細はデータ・リクを参照。
BbS
『KHⅠ』より十数年前のお話から、ディスティニーアイランドに住む少年として登場。
その頃に異世界から来たキーブレード使いのテラと出会う。この頃から強さを求めており、その想いを打ち明ける。可能性を感じたテラからキーブレード継承の儀を行い、いつか未来での守る力を渡される。
その後ソラと共に、同じくキーブレード使いのアクアにも出会い、アクアはソラにキーブレード使いになれる素養を感じるも、自分達と同じ様に友人同士で争わぬ様、資格は継承せず助言だけを残された。
KH3D
ソラと共にイェン・シッドからマスター承認試験を行われ、実質的にソラと並ぶ主人公ポジション。夢の世界を解放することが合格条件であるが、数多くの災いによってその試験は思わぬ事態へと発展する。
終盤でソラが捕らえられてしまい窮地に陥るが、王様達やリアの手助けにより救出。その後、眠りに閉ざされたソラを無事に目覚めさせ、事なきを得た。
そして承認試験では、このことからの総評によってリクはキーブレードマスターとして承認されたのだった。
KHⅢ
ソラ達とは別行動で、王様と共に7人の光の勇者となる残りの勇者を探す旅に出る。
闇の世界で長く行動し過ぎた事や、闇の世界ではシャドウすら強敵とされる程の激闘を重ねた結果キーブレードが折れてしまっており、その剣を闇の世界に置いていき、新たな剣ブレイブハートを手に戦いを続ける。
そして戦いの中で「かつて消えたはずの自分になれなかった自分」と邂逅、しかしそれとは別の闇に堕ちた時の自分も現れ、過去の自分と決着をつけるために最後の決戦に挑む。
しかし、ダークリクと決着がついた直後彼は呟く「俺が……本物なんだ……!」、アンセムに乗っ取られていた時の自分じゃないのかと困惑するも、リクに宿り共に戦っていたリク=レプリカは答える「アレは…俺だ…」
彼が闇に堕ちたリクではなく、過去のリク=レプリカである事、闇に堕ちたリク=今のリクであり、過去リクが時を超えた事があるなら今のリクが肉体を持っている筈がない(時を超えるには肉体を捨てる必要がある)事、そしてリク=レプリカは人形を乗っ取る形で過去の自分を人形と分離し、「救わなきゃならない子がいるだろ」と自身の身体とする予定だった人形を放棄し、偽りの約束を果たす為に、過去消えていった存在の中で唯一報われない、しかし本人の望み通りの救いを得る結末を迎えた。
その後はキングダムハーツの直近でアンセムやヤングゼアノート、ゼムナスと決戦を行い、アンセムに「お前たちがここまで来ている時点で既に自分は負けている(KHⅠの顛末の事)、そう自覚してから何処か白けていた」「お前達は探究の旅を続けろ」と激励を受け、χブレードを手にしたゼアノートとの決戦に向かうソラを送り出し、闇に染まりそうになるキングダムハーツを押し留めていた。
全ての決着後カイリを救うために過去に飛び、未帰還となったソラを探すべく世界中を飛び回っている。
MoM
裏側の世界の夢を見ており、その世界へ行く扉を開き、表側の世界から消えてしまったソラを探すことになる。
ソラと並ぶ主人公格のキャラクターである事に加え、彼よりも歳上という事もあってか、単体での基礎ステータスはソラより優れている。また、一度闇堕ちした影響からか「ダークファイガ」や「ダークオーラ」といった闇属性の技を主に扱う。
『COM』ではソラ編クリア後にリク編がプレイ可能で、そこでは主役として操作が可能。
カードで攻撃を行う今作の特徴はこちらも対象だが、1階ごとにデッキが自動でセットされデッキ改変も不可と多少なりと不便。代わりに条件を満たす事で一定時間強化されるDモードが搭載(闇堕ち時の筋肉スーツだが、胸元のエンブレムが消えている)。
『Ⅱ』では最終ワールド『存在しなかった世界』にパーティーとして加わる。ソラとのれんけいで『セッション』を発動し、二人の怒濤のコンビネーションが繰り広げられる。
『358/2Days』では前述の通りラスボスとして戦う他、ミッションモードで操作が可能。武器は基本的にソウルイーターだが、デッキ編集によってウェイトゥザドーンも装備される。
ラスボスとしてはロクサスから投げ渡された過ぎ去りし思い出を装備している。それまでのシリーズと比べると攻撃はそこまで激しくないので攻略自体は比較的容易だが、ガードカウンターや何度もワープを繰り返しながらの突進攻撃が強力。さらに体力が少なくなると武器が青白い光を纏い、攻撃を受けても一切怯まなくなるので油断は禁物。
操作キャラとしては魔力以外のステータスが高めに設定されており、クセも少なく扱いやすい。
リミットブレイクは突進と共に突き攻撃を何度も繰り返す「ダークストローム」。性能が強化されたファイナルリミットでは、ラスボス時のように武器を光で巨大化させてからの連続攻撃も行う。
『3D』ではソラと交互に入れ替わりながら操作される。上記の通りダーク系統の技などをこなし、今作に登場するドリームイーター(スピリット)とのリンク技は、それらの属性によって攻撃方法が変わるスタイル。
武器
『Ⅰ』、『COM』、『358/2Days』では闇の力の象徴とした「ソウルイーター」という刀を使っていた。『Ⅱ』や『3D』のとあるイベント戦でソウルイーターを装備しているので、これについては使えなくなった訳ではないようだ。
『Ⅱ』の終盤では、それに天使の羽の意匠を加えたようなキーブレード「ウェイトゥザドーン」を使う。この名前の意味は「夜明けへの道」。
分類としては一応、ソラが使うものと同じ「光の世界のキーブレード」らしい(KH3Dの設定より)。
元々は『Bbs』で幼少の頃に出会ったテラから継承の儀式を行っていたため、キーブレードを持つ資格はあった。
『3』ではウェイトゥザドーンが折れて使い物にならなくなってしまい、そこでイェン・シッドからの助言を受けてマーリンの元を訪ね、新たなキーブレード「ブレイブハート」を手に入れる。
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