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概要編集

CV:内山昂輝


KINGDOM HEARTS Birth by Sleep』の主人公の一人。

旅立ちの地で修業中のキーブレード使い。好奇心が非常に旺盛で純粋な心を持つ。愛称は「ヴェン」。

旅立ちの地に来る以前の記憶は失っており、キーブレードマスターのエラクゥスが弟子として引き取る。以降はテラアクアと共に修行しながら、家族同然に暮らしていた。

テラとアクアのマスター承認試験の日にヴァニタスにかけられた言葉に突き動かされ、旅立ちの地を飛び出して、世界を駆け回ることになる。


後の時間軸に登場するロクサスと瓜二つの容姿をしている。これについては少々複雑な事情がある。


名前の由来はラテン語で「」を意味する「ventus」。

ゲームにおける性能編集

初期装備はフレッシュブリーズ

キーブレードを逆手に持つスタイルで戦う。

素早い攻撃や高性能の回避アビリティを持つスピードタイプで、ステータスの伸びも三人の中では平均的。

三人の主人公の中では歴代シリーズの主人公であるソラロクサスに最も操作感覚が近く、初心者向けのキャラクターと言える。

ただし、武器のリーチは三人の中で最短となるので、魔法を主体に戦わない場合は敵への接近は必須となってくる。


専用の回避アクションは「ドッジロール」。性能は過去シリーズにてソラやロクサスが使用していたものとほぼ同じ。また、発動時に雷を纏って接触した敵にダメージを与える「サンダーロール」も存在する。


ネタバレ編集





























元々ヴェンはマスター・ゼアノートの弟子だった。とある計画からヴェンの闇の力を解放させようと、彼はハートレスをヴェンに仕向ける。しかし最後まで心の闇の力を解放しなかった為に、業を煮やしたマスター・ゼアノートは彼の心から闇を強制的に抜き取る。この時抜き取られた闇から生まれた存在がヴァニタスである。

心から闇を無理矢理抜き取られたショックで心が崩壊して眠りについてしまったヴェンは、せめてもの情けとばかりにマスター・ゼアノートによってデスティニーアイランドの小島に安置される。そしてゼアノートが立ち去ろうとした時、意識がないはずの彼の手にキーブレードが出現。これを見たゼアノートは彼をエラクゥスの元へ預ける事にした。


また、ロクサスと外見が瓜二つなのは、闇を抜き取られて心が壊れた部分を生まれたてのソラの心と繋がる事で補い、BbSにおけるストーリー終盤にてヴァニタスを倒した事でχブレード=彼の心が再び崩壊して眠りについてしまい、再び目覚める時までソラの心と同化した為である。これにより、ソラがKHIのストーリー後半にてハートレス化した際に生まれた彼のノーバディであるロクサスは、ヴェンの影響も受けて彼と瓜二つの容姿となるのであった。なお、ロクサスのもう1人の本体であることを踏まえてなのか後のXⅢ機関の人間時代の者たちと最もやり取りが多く、プレイしていてこちらがドキリとすることを言う者もいる。


ヴァニタスの顔がソラと瓜二つなのも似たような理由であり、ヴェンの心を感知できる=常にヴェンとリンクしているヴァニタスは、ヴェンがソラと繋がった事で彼もその影響を受けたからであり、野村氏曰くリクと繋がっていたらリクと同じ顔になっていたらしい。ちなみに小説版によると、ヴァニタスの仮面の下の素顔がソラと同じものになる以前は、アンヴァースと同じ顔だったらしい。


ストーリー終盤、キーブレード墓場にてテラやアクアと合流した後にマスター・ゼアノートとヴァニタスとの最終決戦に挑むも、マスター・ゼアノートに氷漬けにされてしまう。崖から落とされた所をアクアに受け止められて事なきは得たものの、今度は不意打ちを仕掛けてきたヴァニタスによってアクアがやられてしまう。

トドメを刺そうとするヴァニタスを止めようともがき、自力で氷を溶かしたヴェンはアクアを守る為にヴァニタスと激突、これに勝利する。

しかし、それはχブレードを完成させる為にヴェンと融合しようとするヴァニタスの罠であり、ヴェン倒された際にアンヴァースの発生源が自分であるというネタばらしをしたヴァニタスは、手下のアンヴァースに拘束させたヴェンと融合を果たし、χブレードを作り出そうとする。

しかし融合は不完全なものとなり、精神世界で目覚めたヴェンは再び完全な融合を果たそうとするヴァニタスと対峙、激闘の末に勝利する。

が、ヴァニタスが敗北してヴェンの心に回帰し、更にχブレードが破壊されたという事はヴェンの心が破壊される事でもあり、ヴァニタスが消滅して間もなくヴェンも光の粒子となって消えてしまう(現実世界においては肉体自体は無事で、心が失われた事で深い眠りについている)。だが、壊れてしまったヴェンの心は幼少時代のソラの声に導かれ、彼の心と一時的に同化する事で完全に壊れるのを免れた。

それから十数年の年月が経った現在も、ヴェンの心はソラの心の中で眠り続けている。


キーブレードは本来ひとりにつき1本までしか出せないが、ソラの心にヴェンが宿っているため、ソラとそのノーバディであるロクサスは二刀流で戦うことができる。


Uxにおいて編集

Unchained χからUnion χへのリニューアル発表と同時に、メインシナリオにてマスター・アヴァが新たな五人のユニオンリーダーとして選出したうちの一名としてまさかの登場を果たした。

このヴェンはBbSと比べて髪は短く、胸のX字のサスペンダー及び各部の鎧のパーツがなくなっている等の差異がある。また、シナリオ内ではわかり辛いがタイトル画面のキービジュアルを見ると今までの作品のヴェントゥスよりも随分と幼い顔立ちに見える。

また、D23 Expo Japanでの野村氏の発言によると、このヴェントゥスはお馴染みのヴェントゥスとイコールの模様。


当時もキーブレード使いだったが、ランキングで上位に入ったことはなく、アヴァともそんなに話したことがない、それ故に自分がユニオンリーダーに選ばれた事は疑問に思っており、弱気な発言が目立つ。

後に同じくユニオンリーダーの1人であるブレインによって、実はヴェントゥスはユニオンリーダーに選ばれていなかった事と、彼の枠には本来はラーリアムの妹のストレリチアが入るはずだった事が明かされる。しかしエフェメラはヴェントゥスに入れ替わりの自覚は無いと考えている。

KH3において編集

ソラが取り戻した目覚めの力を発動させた事で心が解放され、遂に復活を果たした。

この時に初めてソラと対面し、ヴァニタスと同じ顔のソラに最初は驚いた様子を見せたが、理由を把握したらしく、すぐに握手を交わし、自分を「ヴェン」と呼ぶように言った。


かつて一度だけ一緒に遊んだことがあるリアのことをしっかりと記憶しており、10年たって大人になった彼をすぐにリアだと気付いた。リアがアクセルと呼ばれていることに疑問を感じていたりする。


『Re Mind』でヴァニタスはヴェントゥスの心の闇が具現化した存在ではなく、元は違う存在で長い間ヴェントゥスの中に隠れていただけという、これまでの前提を覆す事実が明かされている。

その他編集

スマブラSPにてスピリッツで登場。

関連イラスト編集

Fairy dust
風っ子

無題

関連タグ編集

キングダムハーツ バースバイスリープ KHUχ キングダムハーツ3

テラ アクア エラクゥス

ソラ  リア ロクサス

ヴァニタス

:検索避けで使用。

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