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声:井上真樹夫 / マーク・ハミル


概要編集

キングダムハーツ バースバイスリープ』に登場するキャラクター。

テラアクアヴェントゥスの3人の師匠であるキーブレードマスター。

「マスターキーパー」というキーブレードを所持している。


3人を自分の本当の子供のように思いやっている温厚な人物である一方、闇を悪とし、光こそが絶対という厳格な部分もある。

同じマスターであるイェン・シッドと面識を持つ。

マスター・ゼアノートとは兄弟弟子の関係にあり、エラクゥスの方が弟弟子である。


名前の由来は、スクウェア(SQUARE)のアナグラム。SQUARE→ERAQUS

名前の表記は「エラクゥス」だが、劇中の人物達は「エラクス」と発音している。


年齢は不明だが、同年代と思われるマスター・ゼアノートは80代半ばであるため、彼もそれくらいである可能性は高い。

少年エラクゥス編集

「もし闇に敗北するなんて結末になるなら俺が書き換えるさ」

Master Keeper

声:浪川大輔/ドレイク・ベル


KINGDOM HEARTS Ⅲ」や「KHダークロード」では若かりし頃の様子が描かれた。

KH3のキャラクター事典内表記とKHUχのメダルの名称は、「白い服の少年」。


スカラ・アド・カエルムでゼアノート達と共にキーブレードの修行していた

当時のゼアノートと共にチェスのようなボードゲームで対戦しつつキーブレード戦争について語り合う。思っていることが顔に出やすいタイプで、ゲームによく負けていたようである(107勝323敗7分け)。


厳格だったBbs時代の性格とはかなり異なり、少年時代は遅刻と逃げ足が専売特許のお調子者で、級友たちからよくネタにされている。その一方で、強い正義感と義務感、鋭い洞察力を持ち合わせる。

また、この頃から闇を強く嫌悪していた。

ソラヴェントゥスのように手を後ろに組む癖がある。



初代キーブレードマスター(ダンデライオンのユニオンリーダー)の血を引いている。

祖父は闇との戦いで亡くなっている。

ヴェルから何故キーブレードマスターになりたいか聞かれた際は、最初は血筋の義務感みたいなものを感じてたが、今はマスターとして心から闇を倒さなければと思うようになったと語っていた。



上級クラスメンバー失踪に端を発する一連の事件でゼアノート以外の仲間を失いつつも、その6年後には承認試験に合格してキーブレードマスターとなる。

承認試験前の旅が思想に変化を及ぼしたのか、旅の直後にはゼアノートに「誰かが闇に迷い込んでも辿れる光でありたい」と語っていた。

しかしその後キングダムハーツを巡り、ゼアノートと最初の対立をすることととなった。


余談編集

Bbsのエラクゥス役の井上真樹夫は長年石川五ェ門を演じており、その後五ェ門役を引き継いだ人物は浪川大輔である。更に、何の因果かマスター・ゼアノートの前任は井上真樹夫から見て先代の五ェ門役であった。厳密には語られていないが、キャスティングにはやや意図を感じる部分がある。


弟子入りしたのはエラクゥスのほうが先だが、ゼアノートのほうが少し年上なこととエラクゥスにとって背中を追う存在であるため、エラクゥスはゼアノートを兄弟子として扱っている。


関連タグ編集

キングダムハーツ バースバイスリープ キングダムハーツ3 キングダムハーツダークロード


テラアクアヴェントゥス:弟子

マスター・ゼアノート少年ゼアノート:親友


マスター・ウォーデン:師匠

ウルドヘルモーズブラギヴェルバルドル:級友


ネタバレ編集

以下、バースバイスリープのネタバレ注意




















当初はテラとアクアの2人をキーブレードマスターに任命しようと考えていたが、承認前にマスター・ゼアノートから「テラの心に闇が見える」と忠告されており、それが真実かどうか確かめるべく、物語の序盤にて旅立ちの地でマスター承認試験を開始。そしてマスター・ゼアノートの忠告通り、テラが試験中に闇の力を発動しかけてしまったため、結果としてアクアのみを合格とした。


試験終了後、旧友のイェン・シッドからアンヴァースの出現とマスター・ゼアノート失踪の報せを受け、テラとアクアにアンヴァースの討伐とマスター・ゼアノートの捜索を命じる。その際、任務次第ではマスター承認を再考すること、テラのことを実の息子のように思っていること、本当なら今すぐにでもマスターの称号を与えたいという本音をテラに明かしており、その上で力にこだわり過ぎないようにと忠告している。

一方、アクアに対しては最優先任務としてテラの監視を命じており、万が一テラが闇に落ちてしまいそうになった場合はすぐに連れ戻すように頼み込んでいる。(これは愛する弟子達を誰一人失いたくないというエラクゥスの愛情によるものであり、決してテラを疑ってのことではない。)また、彼女にはマスターの心得として、旅立ちの地の秘密についても伝えている。


そしてテラが任務で旅立った後、無断でテラを追いかけて行ったヴェントゥスを連れ戻すようアクアに命じた。


その後は物語の終盤で再び登場。ヴェントゥスが旅立ちの地に戻って来たことに安堵したが、ヴェントゥスからχブレードの真相について問い詰められた事で、マスター・ゼアノートがまだχブレード完成の野望を諦めていなかった事を悟り、その野望を阻止するために苦渋の決断としてヴェントゥスを封印しようとする。しかし急いで駆けつけたテラがそれを阻止し、闇の力を発動したテラを見て彼が闇に落ちたと判断し激高、彼と対決する。(実際にはゼアノートの口車の上とはいえ、「闇を恐れ、無理に消そうとしたり、目を背けて遠ざけようとするのではなくのではなく正面から見据え、強い意志で制御する」という、リクも辿り着いている「自身の抱える闇との正しい向き合い方」を実践していたに過ぎないが、上記の通り「闇を抱えていることがそもそもアウト」という価値観であったため過敏に反応してしまった)

対決後は両者共に冷静さを取り戻し、テラは闇に堕ちたのではなく闇と向き合っている事を察し、弟子達にキーブレードを向けてしまったことを謝罪するが、その直後にマスター・ゼアノートにとどめを刺され、テラの目の前で光となって消えていった。厳しいながらも弟子思いの心優しい人物であった彼の消滅に、テラは涙を流すのだった。


エラクゥスの消滅後、彼が遺したマスターキーパーは後にアクアに回収されている。















完全には消滅しておらず、テラの中に心を宿していた。

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