概要
CV:奥田隆仁
キングダムハーツのキャラクター「マスター・ゼアノート」の若い頃の通称の1つ。
初登場は『キングダムハーツ3』。アプリ『キングダムハーツ ダークロード』では主人公を務め、彼の出自と闇の探求者になっていく過程が明かされた。
スカラ・アド・カエルムでエラクゥス達と共にキーブレードの修行していた時代のゼアノート。
青年ゼアノートと比べると前髪があり、銀色の瞳。
どこか達観した雰囲気を漂わせるが、実は人一倍好奇心旺盛な性格でこの頃からキーブレード戦争などの伝承に興味を持っていた。
冷静な性格だが仲間思いの少年で、彼らと下らないことで笑い合うなど年相応なところもあった。
実は、他者の感情を感じやすい者でもあった。
級友の中でも特にエラクゥスと仲良く、性格は反対だがよく行動を共にしていたり、お互いの考えていることを察したりしていた。
修行の合間によくエラクゥスとチェス風「アルバ&アテール」というゲームをやっており、滅多に負けることなかったらしい(323勝107敗7分け)。
KH3のシークレットレポートでは、初代マスターの血を継ぐエラクゥスに対しては、肩を並べる存在でいたいと考えており、光と闇のバランスから見いだせる力を得ようとしていた。
『DR』
まだデスティニーアイランドに暮らしていた頃、知らない世界と知らない人物の夢を何度も見ており、いつしか外の世界に憧れを抱くようになっていた。
そこに謎の茶色のローブの男が現れ、旅立ちを促される。
彼が開いた闇の回廊で故郷を後にし、スカラ・アド・カエルムにたどり着き、マスター・ウォーデンに弟子入りする。
その2年後、仲間たちに囲まれながら勉学に励んでいた中、上級クラスの失踪という事件が起きる。
師匠から彼らの捜索の任務を与えられ、エラクゥス達と共に外の世界に旅発つこととなる。
上級クラスメンバーの全滅、エラクゥス以外の級友の消滅、一連の事件は彼に影を落とす。それからはずっと自室に篭り、心の整理がついて級友たちの墓参りするため外に出るのに一ヶ月間かかった模様。
その4年後も悔やんだ表情で彼らの墓に花を供えており、心の傷の深さが窺える。
マスター承認試験前の旅の途中、闇の回廊で鎧を脱いで倒れるがマスター・オブ・マスターに助けられる。彼から黒コートを渡され、世界を見て回るついでに人の心も見てほしいと依頼される。
旅を終えた後は人生が一度だけでは短すぎると考え、エラクゥスとゲームをしながら「世界を造り替えるのに13回必要」「その後の新しい世界でもう1回、まぁ叶わぬ夢さ」と語った。
外の世界での様々な出会いと出来事、同じ他者の心を感じ取れる資質の持つ彼からの言葉、マスター・オブ・マスターの出会いによって闇への認識を改め、やがて傾倒していく事になる。
名称について
KH3のキャラクター事典内表記とKHUχのメダルの名称は、「黒い服の少年」。
主人公を務めるDRとコラボしたFFBEとツムツムでの名義は「少年ゼアノート」。
ファンからの通称は青年ゼアノート(通称:若ノート)と区別するため、「チェスノート」と呼ばれる。
関連タグ
キングダムハーツ3 キングダムハーツ ダークロード キングダムハーツ
ウルド ヘルモーズ ヴェル ブラギ バルドル マスター・ウォーデン
以下KHDRネタバレ注意
また、出自もデスティニーアイランドではなく、スカラ・アド・カエルムと思われる街だと判明した。
赤ん坊の頃、母親らしき女性が青いローブの老人に彼を託し、デスティニーアイランドの小島に連れてこられた。そこで老人が亡くなる※1まで二人で暮らしており、ゼアノートは老人のことを「マスター」と呼んでいた。
青いローブの老人はUχプレイヤーの転生体であり、ゼアノートこそ他者の心を感じ、寄り添い、受け入れ、そして自らの心と他者の心を重ね一体となれる「運命の子」と考え、運命の子こそ光が闇に敗北する運命を変えると信じて、ゼアノートを闇から守るためにデスティニーアイランドで育てる。
ゼアノートが「銀髪のくるくるした髪の子、帽子をかぶった真っ黒の子、ピンク髪のスラっとした子、金髪の大人しそうな子、母さん※2に似た黒髪の子、マスターに似てた子」が出る夢……Uχのことを夢で見ていたのは青いローブの老人の心を読み取っていたためだった。
また、ゼアノートは夢に出てくる子たちに深い親しみを感じており、修業時代「なぜキーブレードマスターになりたいのか」と聞かれた際「彼らとの再会のためなのかもしれない」と答え、年老いた後も彼らを探してドワーフ・ウッドランドのマジックミラーに尋ねたことがきっかけで、彼と出会うこととなる。
※1.野村氏のQ&Aで「Uχプレイヤーの心を宿した青いローブの人物は物語最後の消滅で心が再び他者の心に溶けた」と答えている。
※2.こちらもQ&Aでスクルド本人ではないが彼女と関係がある、と答えている。