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新興宗教オモイデ教の編集履歴

2018-02-26 14:19:54 バージョン

新興宗教オモイデ教

しんこうしゅうきょうおもいできょう

大槻ケンヂの小説としての処女作。「月刊カドカワ」に1991年2月号、4月号から~10月号まで掲載され、単行本は角川出版から1992年に出版された。1993年には文庫化されている。2007年にはガガガ文庫より原田宇陀児が3作に及ぶ外伝シリーズを執筆した。

あらすじ

誘流メグマ祈呪術という、人を発狂させる祈祷術を会得できる宗教『オモイデ教』に入信した主人公が、自身に敵対する人間や他の宗教団体と戦いを繰り広げていく物語。


登場人物

オモイデ教

八尾二郎(ジロー)

主人公。他人と関わることが苦手で学校でも浮いてしまっている少年。

クラスメートの少女『なつみ』に密かに想いを寄せていたが、ある時彼女が『オモイデ教』の信者として目の前に現れたことで、彼女と共にオモイデ教の狂気が巻き起こす抗争に入り込んでいくこととなる。

奈津美(なつみさん)

ジローのクラスメート。彼と同じく周囲から浮いている不思議系少女。

教師との恋愛の末に捨てられたことで精神を病み、学校から姿を消してしまうが、後にオモイデ教の信者となってジローと再会し、彼に入信を勧める。

人の精神を破壊できる『メグマ』なる術を持っているという。

中間

ヒッピーのような時代錯誤なスタイルの大阪青年。オモイデ教のムードメーカーでジローの兄弟子的存在でどこか憎めない人物。

芸術大学時代にやり場のない怒りを発散するため、ノイズバンド自分BOXを結成。クラスメイトのゾンを無理やり引き入れて過激なパフォーマンスを繰り返し、関西で名を馳せるようになる。

やがてゾンの生い立ちを知り、彼を救うためにオモイデ教に入信することとなった。

トー・コンエ

オモイデ教の教祖。本名は小山ということ以外は謎の人物。

ラジオ

トー・コンエの部下。


義和尊神教

拝み屋ジョー

義和尊神教の教祖。ぼろぼろの法衣物をまとった青年。

撮列重蔵の相談役で、国紅宙会の障害となる術者を始末する密命を受けている。

ゾン

強大な「メグマ波」を操る術者で本名不詳の美青年。

かつて中間のクラスメイトであり自分BOXのボーカリストだった。

A教の幹部である後継人の性的虐待により、心神喪失となる。そのため普段は死人の様で、いつしかゾンビのゾンと呼ばれるようになるが、ギグになると自己を開放するようなパフォーマンスを繰り広げる。


桜の光

撮列重蔵

民自党元総裁で、優秀な学者でもる。偶然「メグマ波」を発見したことから「メグマ波」を操作する研究を隠蔽し、極左殲滅の為にその力を行使するため国紅宙会を設立する。


神猟塚聖陽心霊治療塾

神猟塚聖陽

本名は陽子という以外謎。しづという妹がいた。


A教

藤堂

A教の教祖。大信宝連護来地を崇拝する。桜の光のメグマ攻撃による大参事に説得に現れる。


用語

  • オモイデ教
  • ホン・ラガトエー
  • メグマ
  • 誘流メグマ祈呪術 - 「オモイデ教」の選ばれた信者だけが会得できる。詳細は子記事を参照。
  • ポセイドンの目覚め
  • 自分BOX
  • 国紅宙会
  • 桜の光
  • A教

備考

  • 類似する要素を含む作品にLeafによるアダルトゲーム』が存在し、雫は制作にあたってこの作品を元ネタの一つにしたと言われている。

関連タグ

大槻ケンヂ 角川文庫 新興宗教オモイデ教外伝 原田宇陀児 ガガガ文庫


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