演:青柳尊哉
概要
『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』の2期第1話~2話、10話に登場したキャラクター。
ウルトラマンオーブの好敵手ジャグラスジャグラーをモデルとしたキャラクターであり、声もジャグラーを演じた青柳氏本人が担当している。ただし、ジャグラー本人が『怪獣娘』の世界に現れたというわけではなく、あくまで並行世界におけるジャグラーのそっくりさんという設定のようだ。
その為、ジャグラーや怪獣娘のような戦闘能力は持たない、ただの一般人男性である。
劇中での活躍
キングジョーの怪獣娘:クララ・ソーンのファンの1人(キングジョーが「いつもありがとうございます」と言っていたことから、常連のファンだったようである)。
イベントで彼女と対面するや、「今日もキラッキラですね!」「いつかキングジョーさんと夜明けのコーヒーを…」等と歯の浮くような(&『オーブ』ファンなら思わずニヤリとするような)気障な台詞を連発していたが、突如身体から黒いオーラのようなものを放ちながら凶暴化し、暴れだしてしまう。
実は、新種のシャドウであるシャドウミストに憑依されており、「最近悲しいことばかりで、大好きな友達からも冷たくされていた」ことで生じた負の感情に付け込まれてのものだった。
最終的に、事情を察したガッツ星人により光弾を浴びせられて気絶させられ、その時の衝撃でシャドウミストを取り除かれたことで何とか事なきを得た。正気を取り戻したあとはキングジョーから「お怪我はありませんでしたか?」と手を差し伸べられながら声をかけられ、感激していた。
10話では、偽りのイベント情報でシャドウガッツを誘き出すための現場に何故か現れる。
「ここでおジョーさんに出会える予感が」と呟いていた為、どうやら第六感で察知したようだ。
素の彼はファンとしての節度を持っており、キングジョーから「今プライベートで」と告げられると、彼女と遭遇したことをSNS上に拡散しないと告げ、秋葉原で行われるイベントに整理券が必要な事を耳にするや、急いで駆け出して行った。
余談
前述の通り声優は青柳氏本人が担当しているが、青柳氏が同作にゲスト出演することは放送開始まで完全に伏せられており(前日に行われた上映会の出席者にも放送終了後まで内容を絶対に口外しないよう緘口令が敷かれた)、何も知らずに視聴した多くのファンの度肝を抜くことになった。
また、収録時にも芦名監督は青柳氏が出演することをぎりぎりまでキャスト陣に黙っており、台本を見た際に初めてそのことを知って皆非常に驚いたそうである。そりゃそうだ。
「新キャラであるキングジョーやガッツ星人よりもよっぽど目立っていた」「色々あったけど、最後はジャグジャグに全部持っていかれた」という声も多く、ゲストキャラでありながら完全に他のキャラを食うほどのインパクトを残してしまった。
それもあってか、1話放送時には、Twitterのトレンドに一時期「#怪獣娘」が上がるという快挙も達成している(1期放送時にはネット配信限定のアニメということもあり、トレンド入りしたことは一度もなかった)。
なお、彼が登場した時のBGMは、『オーブ』におけるジャグラーのテーマ曲のひとつ『ジャグラーの闇』のアレンジになっており、シャドウミストに憑りつかれた状態での戦闘シーンでは蛇心剣を抜いた際の禍々しい効果音を発していた。細かい。