概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。
英語名は「THE JUMP」、漢字名は「跳」。
使用者の両足(踝の辺り)に小さな羽を生やし、驚異的な跳躍力を与える。
カードの絵柄は羽の生えた可愛らしいウサギのような姿だが、実体化した姿はよりずんぐりしており(CLAMP作品でお馴染みのキャラクター・モコナに近い)、目つきが悪い。
性格はケルベロス曰く、「好戦的だが頭が悪い」。
捕獲に至るまでがより詳細に描かれたアニメ版では、間抜けな面が強調されている(後述)。
とはいえ活躍の場面は非常に多く、相手の攻撃を咄嗟に避ける際や、障害物が多く「翔」を使えない場所などで使用されている。
作中では
クロウカード編
原作では封印の場面が初めて描かれたカード。さくらに追いつめられ、巨大化して応戦しようとするが、「風」で動きを封じられ「ギャアアアアア」と悲鳴を上げながら封印された。
アニメ版では、松本真樹の店「TWIN BELLS」の商品であるぬいぐるみたちを操り、購入者の元から勝手に逃げ出すという騒動を起こしていた。
終盤ではぬいぐるみたちと一体化・巨大化して襲いかかってきたが、吠え声には全く迫力がない(バネのようなビヨヨ~ンという音)上、さくらを踏み潰そうとして片脚を上げ、バランスを崩して派手に転倒し気絶してしまう。
結局その衝撃で元の大きさに戻り、目を回したまま封印された。
さくらカード編
原作・アニメ共に、さくらが雪兎に贈ったくまのぬいぐるみが巨大化した事件でさくらカードに変えられた。
ぬいぐるみを操る魔力の源(=ぬいぐるみの耳)を「剣」で切るべく、さくら自身が耳の高さまで到達するために「跳」が使われるが、重力には勝てないため攻撃のチャンスが限られてしまい、なかなか耳を切ることができなかった。
この事件は使用スタイルが変わった「翔」により、無事解決している。
クリアカード編
冒頭で他のさくらカードと共に透明になってしまい、現時点で使用場面はない。
その一方で、アニメ版では使用方法が似ているクリアカード「引力(グラビテーション)」が登場している。