公式ページより
凄まじい魔力と男性を惹きつけて離さない美貌を兼ね備えた、魔王の娘達の総称。
魔王と共通した色白の肌に真っ白の髪、そして魔力を帯びた赤い瞳を持つ。
その他の見た目や性格は個体によって様々だが、すべてのリリム達は、頭の中が交わり一色のサキュバスらしい好色な性格である。
概要
その最大の特徴はダークマターのそれに酷似した黒い塊を形成するほどの膨大な魔力であろう。
「ハートの女王」などの上位のリリムは少なくとも中級神クラスの力を持つ。
リリムは母親である魔王から受け継いだ「サキュバスとして最高の力」と「すべての魔物の魔力」をその身に宿しており、ほぼ全ての男性が一目見るだけで彼女達の虜となる他、人間の女性と交わる事で相手の女性を任意の魔物娘に変化させることができる。
ただしごく一部の種族についてはリリムですら人間から変化させることができないとされており、魔物化する以前から人間とは別の生物が元になっている種族(魔王からしか産まれないリリムそのものはもちろん、ファラオ・エルフ・クー・シー等)や自然界の元素や魔力から生まれた精霊型の種族の大部分等がそうした例外に当たるようである。
現魔王から産まれる以外の形でリリムたちが新たに誕生することはない。だが、噂話として魔王が人間の女性を「養子」にとった事が語られている。だが、養子にとることで後天的なリリム化を実際に実際に起こそうとするなら、その女性にもかなりの素質が必要、なおかつ魔王側にすら負担が生じる、という例外中の例外、規格外の事態である。
リリムの個体
- 次女
呼称は不明。魔王夫妻がジパング旅行中に産まれた娘。真面目な性格の持ち主。「地獄」の名を持つ施設を運営している。主神教やジパングの神話に登場する、悪しき魂が裁かれる地獄から着想を得て設立したが、モチーフと異なり現世に存在する。裁判所と刑務所の機能を兼ね備え、過去や相手の精神を見る能力を持つ魔物娘たちが働いているらしく、その判決は公正らしい。
- 三女:「ハートの女王」
別次元に存在する、お伽の国めいた「不思議の国」の主宰者。サキュバスの突然変異種であるアリスの性質を併せ持つ。そのため姿こそ幼いものの、神々に匹敵する魔力と卓越した魔術の才の持ち主。彼女はその膨大な力でもってその領域を創り出し、自身の思うままのルールを定め暴君のごとく君臨している。
とはいっても不思議の国の住人たちからは彼女が命じる「極刑」は「いつもと違った環境で伴侶と気持ちよくなれるイベント」として認識されたりと、比較的慕われている模様。
また、他のアリスが愛する男性との記憶を保持し、その相手との子を持つことができるようにする能力を持つ。
- 四女:デルエラ
魔王勢力の拡大に極めて積極的な姿勢をとるリリム。主神信仰の国々でも上位の規模を誇る宗教国家レスカティエを落とした実績の持ち主。
レスカティエは強力な勇者を多く輩出する国でもあるが、最強の勇者ウィルマリナをはじめとする優秀な人材を自陣営に転向させている。
- 十女:マリ