概要
幼い姿をしたサキュバスの一種。
突然変異により発生した種族で、生息数は極めて少なく、遭遇する事は非常に稀である。
サキュバス種の魔物でありながら、彼女達の身体は常に「処女」の状態であり、性交に関する知識を全く持たないどころか、自らの食料が男性の精である事すら知らないという。
そのため積極的に男性を襲う事は無く、子供のように甘えたりともに遊ぼうとするだけだが、その身体からは微弱な誘惑の魔力が常に放たれており、彼女達と長時間を共にした男性はやがて彼女達に襲い掛かってしまう。
その場合でも行為が終われば処女の状態に戻り、妊娠する事はできず、行為の記憶も失われてしまう。ただし「思い出せない」だけで記憶そのものが完全にリセットされるわけではないらしく、性交のたびに快楽に敏感になったり無意識的に技術が高まったりする。
ハートの女王
魔王の娘リリムの三女「ハートの女王」はこのアリスの性質を併せ持っており、通常のアリス達は彼女が作り出した異世界「不思議の国」に(伴侶となる男性がいる場合はその人物も同時に)必ず導かれると言われている。
この世界は「ハートの女王」の膨大な魔力に満たされており、滞在する者に「エッチなハプニング」が起こるように作られていることからアリスの肉体は常に「行為中である」と認識するため、「不思議の国」の中では記憶のリセットが起こらず、封印されていた以前の記憶も思い出すことができ、妊娠も可能であるという。
また、「ハートの女王」に遭う事の出来たアリスは「不思議の国」を出た後も愛する男性との交わりの記憶を保持したり、その男性の子を妊娠する事の出来る「真のアリス」として完成される。
アリスの個体
いくつかのSSにネームドが登場しているが、現時点では公式書籍では見られない。