概要
「Maritan」氏原案で、原作者監修のゲーム『堕落乙女異聞 堕ちたる勇者と真実の魔剣』の続編『堕落乙女異聞Ⅱ レスカティエ潜入記録』に登場した魔物娘。魔王の娘リリムの一人で、十女に当たる。レスカティエ同様宗教国家であったヴァモーレの現領主である。芸術家肌で、他者がする性交渉を題材に絵を描く事も好む。
『図鑑』で描かれた個体をはじめ、多くのリリムが纏うコスチュームとは系統の異なる簡素な服装を好む。よく知られているのは、薄地の白いサマードレスである。
これ自体は落ち着いたデザインだが、肩にかける部分をマリが左右の二の腕のところに着流しているため、豊かな胸の北半球が露わになっている。
また、姉デルエラ同様、白目にあたる部分が黒色になっている。
『堕落乙女異聞』のⅡ(初代と同じくキャラクターデザイン提供はあり)、そして監修ありの初代ともに、「本作独自の設定は、公式のものではない」事が制作側の「サークル・エクセルガ」から提示されている。
サークル・エクセルガの公式ブログにおいては「ゲスト出演」という表現がなされている。
現時点においては原作者のサークル「クロビネガ」からの刊行物に彼女が登場したことはない。
キャラクター像
人を襲う際はまず、人柄を含め観察に観察を重ね、自分の目にかなうと判断してから襲いかかったり、自身の影で形成した蔓でいたぶり回してから、魔力を注入する。このやり方は相手が男性の時によく行われる。
女性を襲い魔物娘に転化させる場合は、あえてその性格に反する種族に変えたり、間接的な形で堕落させるよう仕向ける事がある。
この場合、相手の性格が個性的であるほど、マリにとって試しがいのあるチャレンジとなる。
とはいっても、消極的な少女を積極的なリザードマンにする等、彼女なりに相手の利益のことを考えてのことでもある。
彼女に転化させられた者のほとんどは彼女を崇拝するようになり、ヴァモーレの住人となったり、部下として行動を共にするようになる。
ダークマターの仲間のようなファミリア(図鑑世界のファミリアは合成獣キマイラの一種)「エレナ」を連れて居る。
エレナはマリのよき理解者であり、マリは彼女を連れスケッチブック片手に様々な場所を散策する。
絵の題材を探し求めて各地を飛び回っており、しばしばそれぞれの土地で干渉を行っている。未確認情報ながら、のどかで平和な土地が、彼女が通り過ぎた後に堕落の巷と化したことが報告されている。
部下達に冒険を約束し、部下たちはしばしば彼女の冒険に同行する。
性格
用心深い相手にすら親しみを感じさせるが、怒りっぽい性格でもあり、旅を共にする部下達と喧嘩することもよくある。それでも彼女の周りから崇拝者がいなくなることはない。
新たに仲間になった相手ともすぐに打ち解け、マリが居る場所は温かで賑やかな雰囲気に包まれる。
とはいえ、他者の手助けをしたり、好奇心で鬼族の集団に首を突っ込んだ挙げ句バーファイト(酒場での乱闘)したりと彼女の周囲では騒ぎが絶えない。
この波瀾万丈な暮しについていける男性はそうそう居らず、目撃証言から彼女はまだ未婚であると推測されている。
クールな外見ながら情熱的にして破天荒。衝突を繰り返し、喧噪を起こすも慕われ続ける、親分肌の傾奇者のような人物である。
能力
闇の魔術を得意とする。怒ると霧の如きオーラを身体から放ち、立ち会った者に恐怖を呼び起こす。それと同時にマリに対して抗い難い魅力を感じさせる。