デルエラ
でるえら
『魔物娘図鑑』の舞台となる世界(通称「図鑑世界」)における当代の魔王とその夫との間に生まれたリリムの一人で第四王女。
性格は父親似。黒白目の持ち主で、頭に生やした黒い角や装身具に紅い「眼」のようなものがある。
デーモンやデビル等を中心とした魔物娘の派閥「急進派」のとりまとめ役。
この派閥は世界の全てを魔界化させ、住人たちを魔物化させようとする姿勢から「過激派」とも呼ばれるが、彼女が自軍を率いて行動に出る条件はかなり限られている。
例えば「レスカティエ」の場合、この教国よる出兵で多数の魔物娘が犠牲となり、なおかつ内部腐敗が進み過ぎて国内の人間側にも多くの犠牲者が出ていた為に征服に踏み切った。つまり、魔物娘や人間を傷つけず、腐敗していない場合は攻められる対象にならない。
「レスカティエ」は数多くの勇者を擁した主神教圏有数の国家であったが、そこを一夜にして落とし、最強と謳われるウィルマリナ・ノースクリムをはじめとする勇者達を返り討ちしリリムとしての力を用いた調教によって魔物化させている。
部下として超強力なバフォメット・黒山羊クロフェルルがいる。種族的特徴から幼い姿だがデルエラより年上らしい。その他、陥落させた勢力の元勇者たちを部下に迎えている。
倒した勢力については、自分がその主となるのではなく、元々いた王族・指導層を引き続き王座に据え傀儡政権とする形をとり、彼女自身は一種の後見人的な立場となる。
部下に対する縛りは緩く、出向いて欲しい場所があっても、指令を与えようとした相手がその日はパートナーと愛し合ったりデートしたいとので無理、別の日ならいいが恋人と一緒に居たいので二人分の滞在費が欲しい、と返したらあっさり受け入れる。
海外のファンからはアルファベット表記として「Druella」(実在の欧米系人物名でもあり「ドゥルーエラ」と読む)があてられている。
2021年2月現在公式の英訳が存在する書籍版『魔物娘図鑑』『魔物娘図鑑Ⅱ』にはデルエラの名は記されておらず、非公式の呼称である。
マリ(魔物娘図鑑):公認作品に登場する妹。