概要
演:バーン・ゴーマン/吹替:三ツ矢雄二
PPDCの科学士官として働くドイツ人の数理学者。常に杖を持ち歩いており、かなりの潔癖症。
気難しい性格であり、対照的な性格である同僚ニュートン・ガイズラーとは犬猿の仲だが、心の中では親愛と尊敬の念も持っている。
怪獣の出現する間隔が徐々に短くなっていることを基に、やがて複数体が同時出現すること、深海の裂け目が常時開いた状態になること、またそれにより裂け目の破壊が可能になることを指摘する。怪獣との戦いが激化する中、ニュートンと和解すると同時に怪獣の脳に対する彼の二度目のドリフトにも同行。これによってより正確で膨大な情報の入手に成功した。
その戦いから10年後を描いた続編『アップライジング』でもPPDCに勤務しており、レアアースと同様の成分が多量に含まれる怪獣の血液をイェーガーの動力に利用する計画も独自で考案していた。
以下、『アップライジング』重大ネタバレ注意
その後、PPDCと協力関係にある中国の企業シャオ産業が考案・開発した無人式イェーガーの採用可決を決める会議が開かれるはずだったシドニーに謎のイェーガー「オブシディアン・フューリー」が襲撃、事務総長となっていたマコ・モリが戦死し、彼女が最期に残したデータから、アラスカの廃止されたイェーガー燃料工場にフューリーの謎が隠されていることを突き止めた。現地に出動したジプシー・アベンジャーによって倒されたフューリーの内部が怪獣の細胞で埋め尽くされていたことや、訓練生のアマーラ・ナマーニがフューリーのパーツがシャオ産業製だということを突き止めたことで事実確認のため、PPDCを退職しシャオ産業の研究主任となっていたニュートンのもとへ向かった。
だがそこで彼は、10年前のドリフトの影響でニュートンはプリカーサーに洗脳され、オートメーション化しているシャオ産業を利用して彼らの再来を手引きした裏切り者だった事実を知る。
リーウェン・シャオ社長の協力もあって、ニュートンによって開かれた裂け目を塞ぐも、ライジン・ハクジャ・シュライクソーン(因みに3体ともハーマンが命名)の3体の侵入を許してしまい、PPDCの基地も甚大な被害を受けてしまう。以降は戦死したチュアン司令官に代わって司令官代理を務め、日本に上陸した3体の怪獣の討伐に向かうイェーガー4体に、自身が考案した怪獣の血を動力源とするロケットブースターを装着させ、彼らの戦いを援護した。