概要
演:チャーリー・デイ - 吹き替え:古谷徹
PPDCの科学士官として働くドイツ人の生物学者で、愛称は"ニュート"。
全身に怪獣をモチーフにしたタトゥーを入れるほどの怪獣オタク。対照的な性格である同僚のハーマン・ゴットリーブ博士とは犬猿の仲である。
怪獣の生態を探るため、PPDCが回収した怪獣の脳に自らドリフトする実験を繰り返したことで重大な真実に気づくも、ドリフトによる記憶共有は双方向に行われるということを失念しており、他の怪獣にPPDC側の情報が露見した上、自身の存在を認識されて怪獣に命を狙われることになった。
監督のデル・トロは彼のプロフィールについて、「見かけは35歳、精神年齢は12歳」と設定している。
10年後を描いた続編『アップライジング』ではPPDCを退職し、その経験と知識を買われてPPDCと協力関係にある中国の民間企業シャオ産業の研究主任となり、遠隔操作型の無人イェーガー・ドローン・イェーガーの開発に尽力した。
※以下、『アップライジング』重大ネタバレ注意
実は度重なる怪獣の脳とのドリフトの影響でプリカーサーに精神を蝕まれてしまい、遂には彼らに洗脳されて下僕となっていたことが中盤になって明かされた(一緒に怪獣の脳とドリフトしたハーマンも同様に侵蝕を受けていたようだが、ニュートと異なり一度きりのドリフトだったためか「今でも怪獣の悪夢を見る」程度に留まっている模様)。
自宅では密かに隠していた怪獣の脳に「アリス」と名付けて溺愛してはドリフトに浸り、シャオ産業がオートメーション化されているのを利用してドローン・イェーガーに培養した怪獣の細胞を密かに移植し、プリカーサーの地球侵略再開の機会をうかがっていた。更には独自に開発したオブシディアン・フューリーにシドニーでのドローン・イェーガー可決会議を襲撃させ、かつての同僚マコ・モリをはじめ多くの人々の命を奪い、ドローン・イェーガー採用可決に成功した。
中盤、PPDCに倒されたフューリーがシャオ産業製だという事を突き止められ、事実確認のために訪れたハーマンに事実を明かし、ドローン・イェーガー達を起動させて裂け目を再び開き、PPDCに甚大な被害をもたらした。
裂け目はハーマンとリーウェン・シャオの活躍ですぐに塞がれるも、ライジン・ハクジャ・シュライクソーンの3体の侵入に成功し、彼らの襲撃予定地である日本へと逃れる。最終決戦ではジプシー・アベンジャー・ブレーサー・フェニックス・セイバー・アテナ・ガーディアン・ブラーボとの戦いで苦戦する3体を、シャオ産業の東京支社で密かに生み出していた無数の小型怪獣リッパーズによってメガ・カイジュウへと合体させ、瞬く間にジプシー以外の3体を破壊し、ジプシーのパイロットの一人ネイサン・ランバートに重傷を負わせた。だが新たにアマーラがジプシーに乗り、更にリーウェンが操る小型イェーガーのスクラッパーの活躍でメガ・カイジュウは遂に倒され、ニュートン自身もネイサンによってPPDCに拘束されることとなった。
余談
- 「ニュートン・ガイズラーの裏切り」・「ジプシー・デンジャーの後継機」・「イェーガーと怪獣のハイブリッド」は、2013年の時点でギレルモ・デル・トロが明かしていた。裏切りのアイディアは第一作目の段階であったともされる。