概要
中国の天才美女科学者リーウェン・シャオ率いるシャオ産業が開発した無人機イェーガー「ドローン・イェーガー」の採用可決を決める会議が開かれたシドニーを襲撃した謎のイェーガー。
かなりの重武装であり、単純な武装の数ではジプシー・アベンジャーのように全イェーガーでも多い方である。また、武装の組み合わせや見た目は、ジプシー・デンジャーを核にストライカー・エウレカ・クリムゾン・タイフーン・チェルノ・アルファの意匠が入ったような部分もある。
装備は、クリムゾン・タイフーンのような旋回可能な下半身、背中の電波妨害装置、腕部の粒子砲、胸部からの粒子砲、二刀流のプラズマチェーンソー、ガントレットのクロー、フィンガークロー、6門のエア・ミサイル・「サルボ・ランチャー」を両肩に装備。サルボ・ランチャーはプラズマミサイルでもある。
シドニーでは、護衛として配備されたジプシー・アベンジャーが人命や街への被害を考慮した上での戦闘をすることもあり、互角以上の戦いを繰り広げた。そして、会議のために訪れていたマコ・モリをはじめ多くの人々を殺害して逃亡、この騒動によりドローン・イェーガー採用が決定した。
その後、マコが死の間際に残したメッセージから、アラスカまたはシベリアの廃止されたイェーガーの燃料工場にオブシディアン・フューリーに関する秘密が隠されていると突き止めたPPDCはジプシー・アベンジャーを出動させ、そこで証拠隠滅および待ち構えていたオブシディアン・フューリーを死闘の末に撃破することに成功する。
『未登録イェーガーのパイロット! ポッドから出てこい!』
だが、ジェイクの呼びかけに応えなかったため、ジェイクはジプシーの腕で無理矢理コンポッドの装甲を引きちぎり、コックピットの中にいるパイロットを見ようとした。
『なんだ・・・ありゃあ・・・』
だが、開かれたコックピット内部に人間のパイロットはおらず、コンポッドの中には怪獣の第二の脳が詰まっており、ジプシー・アベンジャーのパイロットであるジェイク・ペントコスト達を驚愕させた。基地に回収された機体をハーマン・ゴットリーブらが調べた結果、内部は怪獣の細胞や神経で埋め尽くされており、「イェーガーと怪獣のハイブリッド」か「サイボーグ怪獣」とでも形容すべき存在だったことが判明する。
さらに、機体内部に無断で侵入した訓練生アマーラ・ナマーニが、機体のパーツや造りがシャオ産業のものであることを見抜いたことで、リーウェンらが何らかの事情を知っていると判断したPPDCはハーマンをシャオ産業本社へ向かわせる。しかし、真犯人は全く別の人物であった。
解体された本機のプラズマ・チェーンソーはジプシー・アベンジャーの装備として使用される。
余談
- 本機は製作した人物こそおおかた予想がつくもののどこで製造されたか、どのようにパーツを手に入れたかなどは一切不明であり、マコの送信したアラスカの燃料基地に隠された謎も劇中では明かされなかった。
立体物
バンダイのHGプラモシリーズにラインナップ。劇中さながらのアクションが可能で、特徴的なプラズマチェーンソーは一部差し替えで起動状態が再現できる。