概要
フランシーヌ人形を笑わせるために創造主の男に作られた4体の人形(最古の四人)の一体。
長い顎鬚を持ち、先が長い帽子を被った老人の姿をしている。
掌で空気を大量に吸い込み、圧縮して打ち出したり、地面を削り取って玉にしたりする「深緑の手」(レ・マン・ヴェール・フォンセ)という技を使う。
クローグ村を襲撃した際は人間の肉を丸く固めて玉乗りをした。
人間を見下す傾向があり、「人間ごとき」や「ただの人間」という言葉をよく使う。
「しろがね」と「真夜中のサーカス」との最終決戦では、鳴海の渾身の蹴り下ろしを食らい頭から胸にかけて潰され破壊されるが、その後ある人物によって性能の劣った旧式のボディで修復される。
アメリカで開発されたゾナハ病を防ぐ試作機を襲撃する部隊の増援として登場し、現地で阿紫花と遭遇する。
「見逃してやる」といったが、以前人形ごときの命令をきいてしまったのが我慢ならなかった阿紫花はそれを拒否して戦いになった。
阿紫花にとどめを刺す寸前まで追い込んだが、ある人物から「人間を傷つけるな」と命令を受けていたため殺すことはできなかった。
人間を助けたため、自動人形たちから裏切り者として扱われ、人間たちと行動を共にするようになる。
阿紫花や仲町サーカスの道具方・生方法安との対話で自分が「笑い」を理屈だけで理解しようとしていた事を知り考えを改めた。
元ネタは即興演劇「コンメディア・デッラルテ」に登場する年寄りの商人。