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ごくせん(テレビドラマ)の編集履歴

2018/05/30 19:51:52 版

編集者:己のこと

編集内容:少し追加。

概要

2002年から放送された学園ドラマ

原作はもちろん「ごくせん」だが、原作に沿ったストーリーは第1シリーズのみであり、第2・第3シリーズはオリジナル展開。

全シリーズ通して「ヤンクミこと山口久美子不良のクラス・3年D組を受け持ち、彼らにぶつかっていく」という物語は共通。

特徴

どのシリーズも3年D組がメインクラスとなっており、不良の集まり。しかし、その生徒の中身は仲間思いで本当はいい人物である。

生徒の中には親との折り合いが悪い人物が多い。その中には矢吹のように思春期の親子喧嘩程度の人物もいれば、沢田、小田切、緒方のように深刻な問題を抱えている人物もいる(いずれも息子、及び息子の友達を信頼していない)。更に、物語中に父が亡くなった熊井や両親が既に亡くなっていた風間など複雑な家庭環境で育った人物も多い。

山口の素性はバレてはいけないが、3シリーズとも結局バレている。ただし、山口が原因なのは第1シリーズだけ(携帯を落とし、それを沢田に拾われた)であり、第2シリーズでは酔っ払った達川を小田切と矢吹が山口の家まで送ったため、第3シリーズでは山口の強さの秘密を探ろうとした主要生徒6人に熊井が流れで山口の家を教えてしまったためにバレている。そのため、どのシリーズでも生徒が山口の家にきて、大江戸一家の面々と対面するのがお約束になっている(対面したのは第1シリーズは沢田、第2シリーズは小田切と矢吹、第3シリーズは緒方や風間ら主要生徒6人だが、第1シリーズの白金学院3年D組や第2シリーズの土屋、武田、日向らも家に行ったことがある)。また、バレそうになった際には劇団、蕎麦屋、たこ焼き屋、という風に何とかして誤魔化すが嘘が下手。

最終的には第1・第2シリーズ終盤にて素性が明らかにされるが、第3シリーズで山口の素性を知ったのは主要生徒6人だけで、世間にはバレずに済んでいる。

ちなみに主要生徒以外の生徒達は、下の名前が役者の本名を使用している。

設定

白金学院高校

第1シリーズにて春に山口が赴任した高校であり、同時に山口が教員になって初めての学校でもある。創立30周年を迎えている。全体的に荒れており、1話で山口がステージに立って挨拶をした際には全員で帰れコールをした。最終話にて猿渡理事長(猿渡五郎の父)によって廃校になることが決定。

教職員は山口、猿渡教頭(卒業スペシャルから校長)、藤山、川嶋、鷲尾、安藤、岩本、大山、白川、猿渡理事長

3年D組

第1シリーズで春から山口が受け持ったクラス。特に問題児が多く、教室の中で平気でキャッチボールをしたり、他のクラスの人をパシリに使ったりと初期は山口も頭を抱えていた。山口のことも初期は他の大人達と同じと考えて信用しておらず、彼女を嘲笑う場面も多かったが、一緒に過ごすうちに山口のことを認めた。その後は沢田を筆頭に山口に協力することが多くなった。ちなみに「ヤンクミ」の名づけ親。

一件、ただの不良クラスに見えるが根は仲間思い。山口が来た直後はその仲間がピンチになっても怖さで動けなかったが、山口に沢山のことを教えられた後は仲間が疑われた際には、信じて犯人を探そうとするなど成長を見せた。

最終話で暴力教師のレッテルを貼られた山口がクビになりそうになった際には必死に大人達を説得し、山口を守った。山口も「お前ら(3D)がいたから今の自分がある」と語っている。

スペシャルでは野田たちが大学に不合格したことがきっかけで、クラスの仲が険悪になり、一時はバラバラになる。野田たち不合格組は卒業式に出ることも拒否するが、山口から南の父親の会社が倒産し、南が大学に行けない話を聞き、更に自分たちのせいで内山の内定が取り消しになったことを知って必死に頭を下げていた所を沢田たちに発見され、仲直りする。

黒銀学院高校

第2シリーズに3学期から山口が赴任してきた学校。挨拶がしっかり出来たり、様々な賞をとる、更に国立大学の入学に内定している人物がいるなど3年D組を除くと優秀な生徒ばかり。4月から男女共学になることが決まっている。

教職員は山口、猿渡教頭、白鳥、犬塚、亀山、猪俣、鰐淵、馬場、黒川理事長

3年D組

問題児を寄せ集めたかのようなクラスで、窓ガラスを割ったり、教室でボールが飛び交うなど白金学院の3年D組以上に荒れている。さらに新しい教師が来ると聞いてバットや木刀を用意するなど初期は最悪で、山口も他のクラスとの違いに驚きを隠せなかった。

しかし実際はかなり素直で、共学になると聞いただけで舞い上がったり、チョコレート欲しさに歌ったりと可愛い部分がある。山口のことも最初はあまり信じてはいなかったが、真っ直ぐ向き合ってくれる彼女をみて考えを改めていく。特に主要生徒の5人は中盤から山口の行動が読めるようになり、彼女に協力する姿勢をみせた。7話で土屋らが面接を受けさせてもらえなかった一件で、山口の必死な姿勢に心を揺さぶられ、喧嘩をしない約束をする。

クラスの結束力はかなりのもので、全員で犯人探しをする時や、学校見学にきた女子高生を見た時には矢吹を筆頭に一致団結していて意気込んでいた。さらに3話ではフォーメーションB(不良から逃げる)、7話ではフォーメーションF(面接にこれから行く土屋たちを応援する)、9話ではフォーメーションH(学校に復帰した小田切を祝って卒業の意思を固める)を披露。仲間思いの一面もあり、喧嘩した生徒のこともなんだかんだで心配したりしている。

最終話では卒業式間近に落ちこぼれの3Dが卒業出来ることに対して腹が立っていた工藤が一部生徒を人質に取り、主要生徒5人をおびき寄せる。上記の約束を山口と交わしていたため、痛めつけられても必死に耐え続けていたが心配した他の3Dが駆けつけ、5人の止めを聞かずに暴力を振るったため乱闘に発展する。そのことが問題となり退学させられそうになったが、山口が覚悟を持って責任を取ったため間逃れる。その事に納得いかなかったために卒業式をボイコットするが、卒業式がどれだけ大切なものかを山口に教えられ、山口の思いに答えるためにも全員で卒業することを決意。無事に卒業証書を受け取って卒業することが出来た。

赤銅学院高校

第3シリーズに山口が赴任した高校。不良の集まりで、「赤銅学院」と名前を出した途端、怯えられたこともあった。

教職員は山口、猿渡教頭(卒業スペシャル終盤から校長)、鷹野、鮎川、牛島、鳩山、鶴岡、馬場、赤城理事長。また、映画で少しの期間、小田切が教育実習生として赤銅学院に来た。

3年D組

山口がこの高校で受け持つことになったクラス。かなり騒がしいクラスで、山口が赴任してきた当初はなかなか静かにならなかった。更に初期は2年で互いにクラスの頭だった緒方と風間が争っており、クラスの仲もあまりよくなかった(風間が疑われた時も誰1人として心配しておらず、山口から「情けなくて涙も出ない。今まで私が受け持った教え子たち(白金や黒銀学院の3D)は仲間を思うことだけは知っていたのに。」といわれている)。しかし、山口に仲間の大切さを教えられ、風間たちが緒方たちを助けたことにより和解する。その後は様々なことでバカ騒ぎをするようになった。

山口が来る前は大人を信用出来ずに教師に反抗ばかりしており、学校にきても笑うことはなかったが、山口がきてからは馬鹿みたいに笑うようになったと本人達も語っている。

最終話では風間が郷田によって重傷を負い、そのことに対して怒り狂い、復讐をしようとした緒方ら3Dの行為が問題となり、様々な保護者らからクレームが来たが、理事長の粋な計らいによって退学ではなく2週間の停学処分に済まされた。

スペシャルでは倉木たちが2年生と喧嘩をしたことを機に喧嘩をした方(倉木、本城、神谷ら)とそれを止めた方(緒方、風間、市村)に別れてクラスがバラバラになってしまい、乱闘をした方の生徒は卒業式前日まで自宅謹慎の処分を言い渡される。しかし、山口の必死な姿をみて倉木たちも心を入れ直し、和解。卒業式目前に2年の高杉がピンチに陥っているのを知り、卒業式を放棄して彼らを助けに行く。その後、山口に救われ、ギリギリで卒業式に出ることが出来た。

クラスの落書きは2年が3年に進級した時になくなっていたが、映画では再び落書きがあった。

2年D組

卒業スペシャルに登場したクラスで、2年の問題児(それでも猿渡から「3Dに比べたらマシ」といわれている)。先輩である3年D組に対してもかなり生意気な態度で接し、倉木たちを煽って乱闘に発展させた。卒業式を潰す計画をしていたらしく、倉木たちを停学処分にすることに成功する。このことから3年D組からの評判はかなり悪く、高杉がピンチに陥った際も自業自得と言われたが、緒方たちがその時に「山口に出会う前の俺らと同じ」と語っている。

荒高から転校してきた高杉の影響で調子に乗り出したクラスである。のちに3年D組に進級し、山口の生徒になる。

第1シリーズ

2002年4月17日〜7月3日に放送された最初のシリーズで、唯一原作を元にしている。元々は11話の予定だったが、13%〜18%の高視聴率だったため、12話となり最終話は23.5%を記録。シリーズて唯一水曜ドラマ(第2、第3は土曜)

原作と比べ、学園ドラマという部分が濃く描かれており、後のシリーズよりも学校生活での授業やテストなどの場面が多く描かれている。

教室の落書きも以降のシリーズに比べるとあまりない方。シリーズで唯一喫煙シーンがある。

第2シリーズ

2005年1月15日〜3月19日に放送された。話数が10話とシリーズ中で最も少ない他、スペシャルもないが、関東視聴率が全て25%超えというシリーズの中でもかなり大ヒット作。最終話では32.5%を記録し、様々な賞を取得。また、放送の日にちが第1、第3と違って1月からとなっており、この時点で3学期のため最終話で卒業を迎えている(他二つはスペシャル)。

このシリーズから挿入歌があり、クラスの中心生徒役(ジャニーズ)が歌うようになっている。

シリーズでも一番と言っていいほど喧嘩のシーンが多く、代わりに学校の授業やイベントなどの描写がほとんど無い。どちらかというと学校より生徒に視点がいっている。

第3シリーズ

2008年4月19日〜6月28日に放送された。前シリーズ同様、年間の民放連続ドラマの中で視聴率1位を記録。視聴率は殆ど20%以上で初回は26.4%。

クラス内でのぶつかり合いが一番多く、初期は特に緒方派と風間派に別れていたため揉めていた。また、理事長が前2シリーズと違って女性であり、性格、器共に問題が多い前2シリーズの理事長に比べてかなりの人格者。唯一クラスや山口をしっかり見ている理事長。

今までのシリーズでは喧嘩はしても山口が担任を持っている生徒側は素手が多かったが、今作では武器(というかそこらに落ちている木の棒など)を用いる生徒が多い(が山口に止められる)。

登場人物

役者は当時の新人が多い他、ジャニーズがどのシリーズにも1人以上いる。

第1シリーズ

沢田慎 演:松本潤

内山春彦 演:小栗旬

南陽一 演:石垣佑磨

野田猛 演:成宮寛貴

熊井輝夫 演:脇知弘

唯一全シリーズ出演している。

余談

2017年の24時間テレビ40回記念のジャニーズメドレーで、weeeekを歌ったメンバーが偶然なのか松本(第1シリーズ)、髙木、中間、桐山(第3シリーズ)、玉森(第3シリーズスペシャル、劇場版)と全員ごくせんメンバーだった。ちなみに第2シリーズに登場した亀梨は24時間テレビのパーソナリティだったため、赤西はジャニーズ脱退後だったため歌唱自体していない。

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2018/05/30 19:51:52 版

編集者:己のこと

編集内容:少し追加。