概要
黒銀学院高校3年D組の中心的な人物。明るい性格でクラスのムードメーカーであると同時に馬鹿であるため、多々小田切に突っ込まれている。その反面、山口のことに関してはツッコミにまわることが多く、1回、普段のツッコミ役である小田切に突っ込んだこともある。
口癖は「〜パイ」な他、クラスのメンバーでフォーメーションを披露している。
短気で喧嘩っ早く、吹っかけられた喧嘩はすぐ買うタイプ。そのため、物語が始まる前に小田切が荒高との喧嘩を止めた際に大喧嘩になり、しばらくは犬猿の仲だった。しかし、2話で彼の行動の事情をクラスに武田が話しているのを盗み聞きし、その後、単身で荒高と決着をつけようとした際に小田切が駆けつけたのをきっかけに彼に謝罪して、再び親友になった。
その後も喧嘩を仕掛けられて思わず手を出した事があったが、卒業式までは絶対喧嘩をしないと山口と約束してからは殴られても殴り返すことはせず、耐え続けた。
かなり仲間思いで荒高との決着をクラスの中心として一人でケリをつけようとしたり、親から縛られて家から出れなくなった小田切をこっそり誘って行方がわからなくなった時には必死に探したりした。
また、面倒かけた山口にチャーシューをあげたり、たまには自分が作ると張り切っておにぎりを作り、父にあげるなど可愛い面も。
父も元不良で、性格が非常に良く似ている。矢吹本人的には死んだ美人な母親似と言っているが、その母親を知っている小田切からも「隼人は確実に親父さん似」と言われている。逆に矢吹の方も小田切の父を知っていたようで「俺あの人苦手…」と口にしていたが、小田切が父に学校に行かせてほしいと頼み込んだ際には真っ先に頭を下げた。
かなりの女好きで黒銀が共学になると知った際、テンションが上がったり、山口の言葉を妄想して「悪くねぇな」とにやけたりしている。また、武田が恋で躓いているときには「俺だったら…」と言っているなど自信もある模様。
6話で酔っ払って動けなくなった達川を小田切と共に家まで運んだため、山口が大江戸一家の孫ということを知るが、「バラす気なんてねーよ」といって内緒にしている…と思いきや7話でクラスの前で山口に「実家継げばいい」と言ってしまっている（その後、山口と小田切に鋭い眼差しでみられたことによって気づき、謝るジェスチャーをしていた）。その際はなんとか蕎麦屋で誤魔化した。
最終回では工藤とケリをつけるために彼らの元に5人で乗り込んだが、言葉は通じず工藤たちに痛めつけられる。その後、山口が自分たちのせいで教師を辞めることになったと知り、卒業式をボイコットしようとしたが、山口の説得によって卒業式に出場。3年D組を生徒を代表して卒業証書を貰い、山口に泣きながら「ありがとうございました」と礼を言った。その後、「会えてよかったってマジで思ってるから」という言葉を残して学園を去った。
進路のことについては決まっておらず、判明したのは8話の「大学には行かない」「大切なものを守れる男になる」ということのみである。そもそも第2シリーズの生徒は全員進路が最後まで不明のまま。4年後の映画にて小田切は大学に行って教育実習生に、土屋は見習いカメラマンに、武田は商社の会社員に、日向は自動車整備工場に勤める整備員になっていたことが判明したが、矢吹は下記の通り出演しておらず、名前すら上がらなかったため唯一不明のままとなった。
「ごくせんTHEMOVIE」では殆どの主要生徒が出ていたが、矢吹は赤西のスケジュールじ合わなかったため未登場。
家族構成
父-矢吹博史
トラックの運転手をしており、男手ひとつで隼人と拓を育てた。
隼人同様喧嘩っ早く、良く2人で喧嘩している。しかし、隼人のことは良い面も理解しており、「チャラチャラして喧嘩っ早い反面、面倒見がよく優しい」と評している。また、同じく隼人のことをよくわかっている山口に対して「あんたのような先生は初めて」と語った。
元ヤンで高校を中退し、頭も良くなかったため就職も苦労し、妻にも迷惑をかけてしまった経験から隼人にも同じ思いをして欲しくない一心で進学を進めるが、最終的に隼人の就職したいという気持ちを優先させる。
隼人のことをよく理解している点からも分かる通り家族思いで、山口や小田切からも「いい親父さん」と言われている。その反面、かなりの酒豪で飲みすぎると酔いつぶれてしまう。
母-名前不明
隼人が幼い頃に亡くなった。小田切曰く「すげぇ美人」らしい。
弟-矢吹拓
隼人と違って優等生で穏やかな性格。
