白金学院3年4組のリーダー的存在。
クラスで唯一久美子の正体を知る。久美子に惚れており、密かな想いを抱く。
中学時代、超エリート校の青玉高校に合格していたが、当時の担任を殴ったため入学取り消しとなり、また父への反発もあり、髪を赤く染め、白金学院へ入学、家を出る。
その後、兄・玲が家出したため、父親に呼び戻され、白金を退学させられそうになるが、久美子の助力や自身の想いを伝えたことで、白金に残ることに。これといってやりたいこともなく、就職しようと思っていたが、「久美子とその大事な人達の幸せのために役に立って生きたい」という夢を見つけ、卒業後は黒田の組を担当する極道弁護士になるため東京大学進学を志望、終盤で見事合格した。
「卒業したら告白する」という公約通りに、最終回で久美子に告白した。
ドラマ版
アニメ版とは違い、黒髪に金色のメッシュをしている。1年の時はA組、2年の時はC組だった。3Dの中では一足遅い第3話で山口のことをヤンクミと言っている。
白金学院3年D組の中心的な存在で人望もある。スポーツ抜群、頭脳明晰な何でも出来る人物で、普段はクール。しかし、友達思いな面があり、大切な人がピンチになれば真っ先に駆けつける熱い人物で、時折、声を荒らげるなど普段とは違う一面を見せる。ギザな印象とは裏腹に案外表情豊か。その他、仲間の相談に乗ることも多く、山口が生徒に怒る時も彼らの気持ちを代弁している。
前の高校で勘違いで生徒を痛めつけた教師を許せず、殴ったことにより退学。1年生の2学期に白金に転入した。そのため、山口と会うまでは教師を信頼できずにいた。
妹がおり、非常に大切に思っている(別にシスコンという訳では無い。多分)。その他にも裕太に優しく接するなど子供に優しい。
第1シリーズにおける山口のツッコミ役で呆れているが、彼女がきてから辞めてもいいと思っていた学校が楽しく感じるようになったと語っている。物語の中盤で彼女の携帯から「お嬢」という言葉が出てきたことに疑問を持ち、その後携帯を届けたことで大江戸一家の人だということを確信。そして、7話でなぜ山口が強いのかを朝倉からきき、胸に止めている。彼女の家を知ってからは家にも多々足を運んでいる。最初は彼女のことを不信に思っていたが、過ごしていくうちに何でも正面からぶつかる山口に感化され、信頼するようになる。後半では相談もできるようになり、最終的に恋愛感情が芽生えている。最終話で山口が辞めることになった時には必死に止めて教師を説得し、山口を守った。
親元を離れて一人暮らししており、ご飯はコンビニ弁当やカップラーメンで賄っている。山口曰く、「何も無い」家で、片付いているが、ダーツがある。代議士の父とはかなり仲が悪かったが、仲間によって無事に和解。
スペシャルでは慶應と早稲田にダブル合格するという快挙を成す。しかし、本人は夢をしっかり持っている他の友達が羨ましかったと語っており、同時にみんな揃って卒業したかったという本音を吐いた。結果的に父に対して意地を見せるためにアフリカへ渡ることを決意。
卒業式では生徒代表の答辞を任され、山口に心を込めて礼を言った。その後、「明日からお前らの担任じゃなくなる」という山口に対して「お前はこれからも俺らの担任のセンコーだよ、ずっと一生な」という言葉を残した。この言葉は第2シリーズ~劇場版でも山口の中で生きており、卒業した生徒が「ヤンクミに迷惑はかけられない」という思いを抱く度に「お前らは卒業してもずっと私の教え子」と言っている。
2009年のごくせんTHEMOVIEでは松本のスケジュールが合わなかったため未登場。
余談
山口が受け持った生徒は第2、第3シリーズ含めて沢山いるが、山口に対して恋愛感情を持った生徒は沢田のみである。