曖昧さ回避
清代中国の天理教は当記事では扱わない。
外部リンク
概要
幕末に開祖中山みきが奈良県天理市を拠点として開いた宗教で、神道から派生した一神教であり、かつては公式に認められた教派神道の一派だった。
親神・天理王命を信じて奉仕し、相互扶助によって幸福を得られる「陽気ぐらし」という世界の実現を目指している。
他の宗教に対しては非常に寛容であり、信者以外がイベントへ参加したり、観光のために本部を訪れることも推奨している。もちろん、ある程度布教は行うが、興味がない人には無理強いせず、街を楽しんでいってと言われるくらい。そもそも天理教徒が初詣やクリスマスのイベントを祝うことへのおとがめも一切ない。天理教の基本原理が相互扶助と陽気暮らしなので、排他的な思想や厳しい戒律がはじめから存在しない。
日本の伝統的な神道や仏教と比べて設立が近代以降であるため新興宗教と扱われることもあるが、この天理教や金光教、黒住教など旧教派神道100年以上続く伝統ある教団であり、一般的にはいわゆる新興宗教とは区別される。
天理市
奈良県天理市は天理教の街であり、初めて訪れた人は異様な建物が並ぶ姿に圧巻される。
本部も当然天理市にある。
なお、「天理市で発祥したから天理教」ではなく「天理教の発祥の地だから天理市」という完全な宗教都市である(「日本唯一」のように紹介されることもあるが、宗教都市自体は和歌山県高野町など他にも複数ある)。
関連タグ
天理市 奈良県の市日本唯一の宗教都市を自称し、日本で唯一宗教から市名が決まった市である。(バチカンなどと同じ)