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301系の編集履歴2018/06/07 23:52:57 版
編集者:たづ
編集内容:国鉄301系の無塗装風(クリア塗装)について

国鉄301系

1966年に製造された営団東西線乗り入れ用車両で、当時の国鉄としては珍しくアルミ車体を使用した。アルミで軽量化したのはいいが車体のメンテを怠り汚れがひどかったので、数年で車体全体が塗装にされた。

おそらくはジュラルミンとこのアルミ合金を全くの別物と考えていたフシもある。

ジュラルミンはこの301系から遡ること20年、オロ4063系に使って、ものの数年で結局車体を作り直したほど電蝕に苛まれた代物であった。

どちらもアルミニウムを主材料とした合金である。山陽電気鉄道や営団地下鉄は薬品処理によって表面を酸化皮膜で覆い、頻繁な洗車で腐食を回避したのだが、国鉄は被膜のないアルミ合金の表面にクリアラッカーを塗ったので、製造直後は似たような外観でも、しばらくすると塗膜面にかすかな穴が空いた時顕著な差異が出てしまう。後になされたような全塗装であれば塗膜自体が膨らんだり剥げたりするからまだ分かるが、塗膜が無色なのでそうした異変にすら気づけなくなるという点で、クリア塗装は結果的に失敗であった。

7両編成8本が作られたが、アルミ車体の製造費がかなりかかったことから翌年から103系1200番台の製造にシフトしており、財政悪化の影響がこのころから始まっていたことがうかがえる。

山陽電気鉄道とは違いアルミをうまく使いこなせなかった車両である。

民営化でJR東日本になった後も働いたが、E231系800番台が投入されて置き換えられた。

民営化後にAU712形冷房装置が搭載されて冷房化が行われたが、制御用のマイコンも屋根上の機器箱に収めていたために熱でマイコンが故障してしまうことが多々あった。そこで一部の車両の屋根を試験的に白一色で塗装したが、この時使われた塗料はなんとNASAが開発したものである。

なお301系の主制御器は103系0番代の流れを汲むCS20系で、バーニア超多段制御である1000・1200番代のCS40とは異なるが、後年の整備時に暫定編成でこれらと併結したことはある。

西武301・1301系

西武101系電車のうち新101系と呼ばれるグループの中で、8両固定編成を組むグループが本系列に区分されている。モハ301形 (2代)、クハ1301形 (2代)、サハ1301形からなる。

詳細は101系の項目を参照のこと。

JR東日本EV-E301系

詳細はEV-E301系

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