概要
運用増加に伴いJR九州が設計・新製した直流通勤形電車。1999年より同社筑肥線及び相互直通運転を行っている福岡市営地下鉄空港線において営業運転を開始した。JR九州が新製した初の直流専用車両である。6両編成3本が在籍。
また、JRの車両で初のATO(自動列車運転装置)装備車両でもある(ATO搭載は305系にも引き継がれる)。これによりJR車両でも地下鉄空港線内でワンマン運転が可能となった(ただし当時の103系1500番台は従来どおり車掌乗務のままで、空港線内のホームドアも手動で作動させていた)。2003年以降、唐津側先頭車にトイレが設置され、地下鉄線内でも使用可能である。
通常、103系1500番台を含めた九州北部のJRの車両は小倉工場で検査を受けるが、303系はその特殊性から福岡市交通局の姪浜車両基地で検査を受けている。
※姪浜車両基地はJR九州の関連会社に運営および検査業務を委託している。