概要
基本種の一つで、中身は粒餡。
左側にある腕代わりのおさげで物をつかむ。おさげが無い右側の毛もある程度動かせる。おさげは白いリボンで留められており、このリボンを取られるとただのくせ毛になり腕の機能を失う上、自分では結びなおせない。
運動能力が高いため、番になった場合は雄役として「かり」を行うことが多い。特徴的な黒いとんがり帽は集めた餌や武器(木の枝など)を入れたり、ボート代わりにしたりと色々なことに使える。
ゆっくりの中でも特にプライドが高く、自分を最強の存在であると信じている節があるため、人間や他のゆっくりに対して常に上から目線で話し、自分の立場(実際は最初から最底辺だが)が揺らぎ始めても高圧的な口調を続けることが多い。
その性格からゲス化する個体も多く、ゆっくりによる被害の大多数はまりさ種(と番のれいむ種)で占められている。
一方で番では主に父親役となり、子供に狩りや生存のための知恵を教え、極度に甘やかすことはしないため、子育ては中々得意な方である。ただし、子供への執着が弱いせいで、ピンチになると子供ですら平気で見捨てて逃げるような身勝手な個体もそれなりにいる。
かつては「泥棒」設定があったようだが、あまり使われる事はない。
尖った棒状の物を見つけると「せいけんえくすかりばー」と名付け、愛刀として携えるのだが、こうなると自分を選ばれし英雄と思い込んで一気に増長、好戦的になることが多い。一応危ない物を持っているので相手する際は注意。
一部の個体はドス化によって、群れのリーダーとなる。また、肥満してゲス化した個体は「ばでぃさ」と呼ばれる。
飼育される場合は「ほうき」や「はっけろ」なるものがオモチャとして与えられる事が多い。
番としてれいむ種とありす種を好む。また、雄役が多いからか、人間の女性に心惹かれる傾向がある。
語尾は「○○なのぜ」となるのが特徴だが、世界観によっては知能の高い飼いまりさはこの限りではないこともある。その場合は「だぜまりさ」「だよまりさ」と呼び分けられ、だぜ言葉の矯正が金バッジ取得条件となっていたりもする。
派生種
ドスまりさ
巨大化したまりさ種。群れに頼られる存在で、「ドススパーク」を撃てる。
専用記事参照。これに胴が付いたドス胴付きまりさもこちらで解説する。
なお、他種のゆっくりが巨大化する事も「ドス化」と言うが、種によって巨大個体の名称は違う。
めさ種
生まれつきおさげが解れており、わさ種のような梵天状になったまりさ種。
まりさ種のような不遜さやわさ種のような騒々しさは無く、大人しく柔和な気性。
水上まりさ
水上に適応し、一生の多くを水上で暮らすまりさ種。
まりさ種は帽子を船にして、木の枝などのオールを使って水上を移動することがあるが、水上まりさはこの技能に特に長けている。オールが無くても謎の原理で自由に移動できる場合もある。
しかし、水に弱いというゆっくり共通の弱点は解消されていないうえ、水上にいるせいでにとり種などに引きずり込まれてしまうことも多い。
本来赤ゆを受け止める役割である帽子を船として使っているため、生まれた子供の大半を水に落としてしまう(帽子の方から産み落とす等の対策はしている)ので、繁殖能力も低い。
長時間陸にいると陸酔いし、吐餡して死んでしまう。
水中まりさ
普段は帽子に乗って水上まりさ同様の生活をしているが、水中を溶けることなく泳ぎ回ることも出来る、半水棲種とも言える亜種。普通のまりさと同じカラーリングの個体は品種改良された水上まりさで、野生には生息しない。野生のものは青い髪と白い帽子であり、水中、上空どちらから見ても目立たないようになっている。
まりさつむり
まりさ種の亜種で、とんがり帽子の代わりに巻き貝状の貝殻を被っている。群れで珍重されるが、貝殻の重さのせいで移動力が著しく低い。
専用記事参照。炬燵を被ったこたつむり、二枚貝に入ったかいまりさの2派生種もこちらで解説する。