CV:黒田崇矢
概要
ジバニャンの30年後の姿。
かつては数々の妖魔を打ち倒してきた伝説の妖怪として語り継がれているが、現在は人間とは距離を置き、各地を転々として放浪中。種族はプリチー族から、モノノケ族となっている。
30年前と比べると可愛さが薄れて等身が少し伸び、顔つきも少し鋭く草臥れたものになっている等、活き活きとした少年から、擦れた中年になったかのような変化を感じさせる。
性格にも変容があり、30年前よりも面倒くさがるような素振りは見せてはいないが、冷徹でチンピラのような高圧的な態度を取ることが多い。劇場版では羅仙討伐には協力しない様子だったが、ナツメが起こした行動と心優しさに触れて、彼女と協力することにした。
一人称は「オレッち」から、「オレ様」に変わっているが、語尾に「ニャン」つけるのは相変わらず。
30年後の妖怪の例に触れず、ライトサイドとシャドウサイドの二つの形態を持ち、変身する時は腹巻きに潜り込んでから膨張する。
シャドウサイドは鋭い爪を生やした大柄な体を持ち、本来ネタキャラであったレッドJが冗談にならないシャープかつワイルドな化け猫になる。
30年前では全く相手にならなかったトラックを真っ二つにするほどのパワーを発揮できるようになっており、シャドウサイドと化した妖怪との戦闘でも渾身のパンチを食らわしただけで妖怪をノックアウトさせるほどパワーも上昇。必殺技も「ひゃくれつ肉球」から「百猫烈弾」に変わっている。
11話「オレさまはネコ妖怪である」ではジバニャンを主役にしたエピソードが語られる。時系列は不明だが、第2話前と思われる。
実は過去の記憶がなく、なぜ片耳がかけていたり、チョコレートを無性に食べたくなったり、トラックを見ると殴り壊したくなり、そして女子高生を見ると心優しい気持ちになる理由も全くわからなかった。
そんなある日、憎きトラックを叩き壊そうと街を眺めていると、ミホという女子高生を見かける。今まで見てきた女子高生とは何か違うと感じたジバニャンは彼女がもしかすると自分の記憶を取り戻せる手掛かりになるのではと思っていると、その先に死神の乗ったトラックを発見。ミホは死神に魂を回収される人間として死神に目をつけられていたと分かり、トラック轢き殺されそうになるのを目撃する。
死神の仕事を邪魔をすることは妖怪の違反行為と知りながらも思わずミホを助けてしまう。なぜか助けずにいられない理由を考え、自身が見える少女ミホと死神との逃走劇を繰り広げる。
いくら逃げても執拗に追いかけ、倒しても復活する死神に徐々に追い詰められるジバニャンは死神の撃ったライフルの銃弾からミホを庇って腹に穴が開く重傷を負い、ダウンしてしまう。
死神はミホの魂の回収に移ろうとするも、死神のボスから手違いだったことが判明。謝罪して、面会の話を設けてから出直すとその場を後にしようとするも、土手っ腹に穴が空くほどの重傷を負ったジバニャンは謝罪の品としてチョコ2トン分を要求。急には用意できないと発言する死神に対し、腹いせついでの渾身のパンチを食らわして追い払うことに成功する。
その後、ミホに体を支えられながらそのミホの母親の子供のころからの夢だったファッションデザイナーになった妖怪がたまに見えていた母親と会う。その母親と出会ったことで、トラックが嫌いな理由。ミホを助けにはいられない理由。そして自分が妖怪になった理由を思い出す。
生前に自分の命と引き換えにミホの母親を救い、ミホを死神たちから守り抜く姿は地縛霊ならぬ守護霊といえよう。
また、その時に貫通したお腹の一部はその夜……
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桐生一馬:中の人繋がり。ほとんど似ている。