CV:杉田智和
概要
年齢 | 40才 |
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身長 | 165~325cm |
体重 | 49~355㎏ |
血液型 | AB型 |
誕生日 | 7月1日 |
出身地 | カステリオ王国 |
闘級:15(魔力:5/武力:5/気力:5)~測定不可能
通称:傲慢の罪(ライオン・シン)のエスカノール
酒場〈麗しきの暴食亭〉のマスター。印はライオンで、場所は背中。
アニメ「七つの大罪」DVD/blu-ray特典・特別描き下ろし漫画「エジンバラの吸血鬼」で本誌に先駆けて登場した。夜の時間帯は、痩躯で気弱そうな外見をしているが、朝から昼の時間帯になるにつれて筋骨隆々とした巨漢になる。サイズの合わない服装をしているのはその変化に合わせるため。また一人称も「僕→私→我」と傲慢になっていく。三人称は、メリオダスは「団長」他メンバーは「〜くん」だが、マーリンだけには「さん」をつける。
王国から離れてからは、酒場の店主らしさを出すためにチョビ髭を生やしている。
ただの人間ではあるがキングとディアンヌが敵に回したくないと言うなど、実力のほどがうかがえる。メリオダスをして俺より強いと言わしめる<七つの大罪>最強の団員だが夜は気弱でネガティブ、昼は命令を聞かないなど問題だらけなのでメリオダスが彼を戦列に加えようとすると味方の聖騎士が難色を示している。もっとも、夜でも任務や使命から逃げ出そうとはせず、昼でも味方を巻き込まない程度の配慮はするなど騎士としての自覚は持っている。
あらゆる種族のものと異質な極めて特異な魔力を持ち、それ故に自分の身の上を呪い自己嫌悪に苛まれており、そんな自分にも優しくしてくれるマーリンに恋慕している。
マーリンも彼に(仲間として)、信頼を寄せているが、メリオダスの師との交戦時に見せた姿や、アーサーとの師弟愛なのか恋愛関係なのか分かりづらい繋がりを知ってからは、妙な嫉妬心などをこじらせてしまう。
神器
神斧リッタ
エスカノールの身長をはるかに超える巨大な片手斧。メリオダスは運搬に苦労し、ガランは持ち上げることすら難儀するほどの凄まじい重量。相当な名匠のものと言われるほど美しい斧である。
特性は「充填&放射(チャージ&ファイア)」 。エスカノールの発する莫大な熱量を吸収し蓄え、任意で放つことを可能にする。エスカノールがその魔力による熱で周囲を無為に焼いてしまわないように抑制してもいるのだが、一度の吸収量に限度があり、あまりに熱を出しすぎるとエスカノール自身が留まって吸収を待つ必要が出てくる。
魔力
「太陽(サンシャイン)」
先天的に生まれついたもの。呪いか加護かは不明。あらゆる種族のものと異質にして生命の根源の魔力。太陽のごとき灼熱ですべてを焼き尽くす。通常の炎では焼けない魔神族をも焼く。
ただし強大すぎる魔力ゆえにエスカノール自身にも負荷がかかっている。
日の出とともに体格、人格が変わっていき、正午には七つの大罪の誰よりも強くなる。
その強さは、十戒の武闘派であるガランや【慈愛】の戒禁の所有者であるエスタロッサさえも上回るレベルである。
もしもエスカノールがいなければ、リオネス城攻防戦の結果が大きく変動していた可能性が高い。
なお、影響で力が強くなっていく反面、性格もどんどん傲慢になっていくので、本領発揮時のエスカノールは非常に危険。本人にも自制が利かないため、大暴れしては夜に自己嫌悪に苛まれている。
一応、マーリンの助力や本人なりの配慮などで、矛先が味方に向かないよう方向転換するくらいはできるが、時間や天候を変えてしまう相手には対応しきれない。
一言でまとめれば「うおォン 俺はまるで人間太陽光発電所だ」である。
・「無慈悲な太陽(クルーエル・サン)」
「太陽」の魔力で作った熱の玉を対象にぶつける。闘級の上昇に合わせてサイズも巨大化していく。
・「炸裂する傲慢(プライド・フレア)」
無慈悲な太陽(クルーエル・サン)を対象に当てた後、爆破させる。
・「微塵斬り(スーパースラッシュ)」
神斧リッタを立て続けに振り下ろす。
・「天上天下唯我独尊(ザ・ワン)」
正午となって最も闘級が高まったエスカノール最強の形態。正午0:00~0:01の1分間だけしか維持されないが、その戦闘力は「無敵モード」とも称されるほど絶大で、殲滅状態(アサルトモード)のメリオダスの神千斬りを真正面から受けても「痒」の一言、十戒をも凌ぐ強さの最上位魔神チャンドラー&キュービックでさえ「昼間を封じる」という手段で無力化させる判断を下したほど。
しかし、発される熱量は全開のリッタでさえ吸収しきれないほどに凄まじく、傲慢さも絶頂的に極大化するため、この状態のエスカノールに近付くことは味方にとっても自殺行為となる。このため、本人も平時はこの状態となる正午前後には人気のない安全な場所に立ち去ってしまう。
・「聖剣エスカノール」
「天上天下唯我独尊」の状況下で放つ何の変哲もない手刀。
小さく振り下ろしただけの一撃で殲滅状態(アサルトモード)のメリオダスを斬り伏せた。
ちなみにこの戦いでエスカノールはメリオダスに2発攻撃を喰らわせることができた。うち1発目はただのパンチで血を少し吐いた程度である。2発目はこの聖剣エスカノールである。
のちのゴウセルのメリオダスが受けたダメージは78%という数字と描写から考えて、約60%近くのダメージはこの聖剣エスカノールのものとなる。つまりこの何気ない手刀を一回往復させただけで、十戒ですら恐れる殲滅状態(アサルトモード)のメリオダスは死亡するということになる。
罪状
不明
劇中の動向
元はカルテリオ王国の王族出身。
幼い頃は両親に愛されていた反面、その事で実兄のデモンドからは疎まれていた。
ある日、デモンドから暴力を受けていた際にそれに反抗する形で魔力が開花し、その所為でデモンドに重傷を負わせてしまった。
その事件がきっかけで両親や周囲の態度が一変。
さらに、呪い師から「生かしておけば、王国に災いをもたらす」と予言されたために命を狙われる身となってしまい、唯一の味方であった侍女のローザの助けを借りて亡命した。
それ以降、孤独な放浪生活をしていたところ、マーリンとメリオダスと出会って力を見出された事で<七つの大罪>へ入る事となった。
七つの大罪離散後は<麗しの暴食>亭という酒場を営み隠遁しており、七つの大罪の名誉回復についても知らなかったが、<十戒>ガランとメラスキュラの追撃を受けるバンとジェリコ、エレインが偶然酒場に逃げ込みバンと再会、彼らを匿う。
酒場の酒が上等だったお陰でガランとメラスキュラに気に入られて命拾いし、夜が明けたことで本領を発揮すると両者を全く相手にせずに撃退。
王国の危機を知り、再び騎士として魔神族との戦列に加わる。